サイコロジスト101

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PPI体験デモ装置の実力

2009-10-24 06:01:14 | Weblog
PPIとは、反射を誘発する刺激の直前に微弱な刺激を先行付加することによって、反射量が減弱する現象です。

PPIはたいへん強固な現象で、100ミリ秒の先行時間条件だと、ほぼ100%の人でPPI現象が現れます。

ところが統合失調症の患者さんでは抑制効果が小さい。あるいは消失します。

そこで、PPIは統合失調症のバイオマーカだということで、多くの精神医学の専門家や向精神薬開発チームの効果評価担当は重用しています。

でも、なかなか話を聞くだけではPPI効果出現の様子を実感できません。

そこで、今回のSPR発表にあたって、体験的にPPIを実感する装置を作ってもらいました。

効果は覿面。ポスターにきてくれた人の多くは、PPIを実感してもらいまいsた。

100ミリ秒では抑制は起こりそうだが300ミリ秒だとプレパルスと反射誘発刺激の2つが分離していて抑制されにくそうだという評価を得ました。

一昔前の携帯電話の大きさのこの装置、大成功でした。

便利な時代になりました。

2009/10/24・記


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