サイコロジスト101

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ヴント資料室inライプチヒ大学

2009-10-23 09:17:15 | Weblog
10月22日は新幹線を使ってベルリンからライプチヒに詣でました。

そのわけは今回の旅の目的の一つ、ライプチヒ大学のヴントの築いた心理学研究室を訪ねること。

残念ながら生理心理学の専門家たちはSPRに来ていて不在でしたが、資料室担当の女性が対応してくれました。

この写真は、ヴントが愛用していた机。

椅子に座し、研究室訪問者記録にも記帳させてもらいました。

Zimmerman社製実験器具は今でも作動するようにメンテ十分。

懐かしい写真やら、古い書籍類、そしてそれらの資料をまとめたCDを買わせてもらいました。

いろんな資料や雑誌などもいただき、本学研究室でも利用できるような教材にしたてたいとおもいました。

授業の関係で、およそ30分ほどの訪問時間であありましたが、とても丁寧に愛想してもらい、気持ちよく研究室を後にした次第。

それにしても、心理学研究棟に辿り着くまでライプチヒ大学校内を歩き回り、行き交う学生に尋ねてもなかなか埒があかず苦労しました。

地図を広げて歩いていると、あの建物ですよと気軽に声をかけてくれた自転車の女性には感謝しなくてはなりません。

いい出逢いの旅となりました。

2009/10/22・記








SPRで発表

2009-10-23 09:04:15 | Weblog
10月21日夜、SPR開催。

オープニングセレモニーの中、会場となった会議場地下フロアにポスター展示。

20年来の研究者仲間たちとレセプションで出会いました。

Wake Forest大学のTerry Blumenthalとその一行さんとも挨拶。

夜の8時から開始されたポスターセッションにも来てくれて、研究談義。

写真はそのときに、連れてきたドイツ人医師にシャッターをおしてもらいました。

そのあと、何名もの共同研究者と名乗る人々を連れてきては紹介してくれました。

なかでも、今回の発表テーマである青色LEDを先行刺激として使ったプレパルス抑制効果(PPI)の実験に興味を抱いてくれたのが、このスナップを撮ってくれたドイツ医師。

彼は果敢に議論も挑んできてくれました。

なぜ青色LEDは赤色LEDよりもPPIが強く表れるのか、視覚ー脳のメカニズムから解明しましょうということで今後もメールなどで意見交換してくれるそうです。

今回SPRでもPPI研究は多く、ざっと数えただけで20件ほど。

そのうち、視覚刺激を先行刺激として扱った実験は私だけでしたが、オーストラリアのLipsさんをはじめ、Grahamの後継者たちが強い関心をもってポスターまで足を運んでくれました。

PPI研究を開始した1976年には、世界で5本の指にはいっていた私でしたが、今日SPRを中心として数百名を超える研究者がPPIを道具として研究するに至っていることを考えると、嬉しいやらこそばいやら。

とてもきもちよい2時間のプレゼンを10時に終え、ホテルに帰ったときには11時をまわっていました。

心地よい疲れとともに、昨夜はぐっすり6時間眠ることが出来ました。

2009/10/22記