サイコロジスト101

旧J&PホットラインSIG101opMr.髭が運営。
健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

PGS-101懇親会で

2009-10-11 13:24:29 | Weblog
PGS-101のあとの懇親会でも服部先生を中心として、円卓囲んで楽しく時が過ぎました。

中華もたっぷり美味しいものでしたが、食べ物がほぼ胃袋に入り尽くしたあたりから、飲み放題のワインへ伸びる手がはやくなるのが不思議。

お隣の席との話だけだったのが、じょじょに服部先生のお話に耳を傾けるようになったのも不思議。

とくに、1996-9年の間の臨教審、保健部会での出逢い、養護教諭が授業をはじめるに至る経緯、心のノート作りの経緯などなど、オフレコの話は秀逸。

懇親会から参加した私の妻も突っ込んだ質問。

楽し宴は、3時間を経てよやく閉幕となりました。

次回PGS102は11月14日土曜日、本学にて1時からの私の講演(社会人ニーズ事業)のあと3時から演習室にて開催。
さらにPGS103は12月12日(土)大野くんの講演(社会人ニーズ事業)のあとの忘年会です。



マーラの分離個体化

2009-10-11 13:14:35 | Weblog
PGS101での服部先生の講演で、M・マーラーの乳幼児発達理論を考察されました。

私はあまり知らない世界なので、興味をもって調べてみたら、服部先生の発達10段階説の初期段階を構成する考え方。

精神分析理論の中でも、エリック・エリクソンの発達理論を修正されたのが服部先生の10段階。

3歳までに子どもは母親から分離するのですが、その間の心の変化を体験することこそが、生涯にわたる発達の基礎になることが強調される理論のようです。

昨日のご講演でも、このあたりの話をたっぷり時間をかけて解説されました。

現代の心理学では、すでに精神分析の理論は古いものとみられがちなんですが、自己理論隆盛の今、深く人生を考える年になった私などはおやっと思う考え方ではあります。

服部先生らしい、とっても優しい理論。

でも、親との訣別は絶対必要よとおっしゃる精神科医服部祥子らしい取り上げ方とみました。

写真は、マーラーの発達理論について板書で解説される服部先生のお姿。

2009/10/11・記

PGS-101開催

2009-10-11 12:38:52 | Weblog
10月10日、PGS研究会の101回目の研究会を開催しました。

1時からたかつガーデンで開催。

服部先生の講演は、「不登校児の理解とサポート~不登校を明日への糧にして~」と題するもの。

まず、不登校の用語・概念を整理していただきまいた。

ついで、不登校の分類が、文科省によるタイプわけ、高木隆郎による症状と経過による分類が紹介されました。

服部先生がこれまで不登校児ととりくんでこられた歴史もたっぷり。

お得意の生涯発達の観点から、不登校児を理解するための基準や、対応のしかた話も。

葛藤群、未熟依存群、未熟攻撃群、学習困難群、精神疾患群の5分類も紹介されました。

大教大時代(1985ー1994)のLOVE作戦の考え方や成果はわくわくするものでした。

最後にPGS研究会にあわせて、不登校児童への対応についてストレスマネジメントとの関係図も紹介してもらいました。

休憩のあと、坪田先生、村上先生から指定討論。

坪田先生からは、各分類によって具体的にどのような対応が考えられるのかの質問。

村上先生からは養護教諭の立場からの意見が出されました。

さらに古角先生からは、事例が出され、どういった対応が可能かなどが議論された次第。

私はさらにすすんで、服部先生が関わられた中教審などで検討され1999年頃からはじまる「心の教育」を中心とした指導要領の成果について、今日の学校の様子への認識が必要ではないかと問いかけさせてもらいました。

心の教育、心のノート、学習内容の簡易化、スクールカウンセラー導入、養護教諭による授業などなど、ここ10年間の変化は、現在の子どもにどのような影響を与えたのか考えるよい機会となりました。

高元先生は用事があって議論には参加できませんでしたが、大野先生がそれに代わるように参加。

最後に記念写真を撮ってお開きとなりました。


2009/10/11・記



などの整理のあと、歴史