“素のままで”花と話して、和花に惹かれて

足元に楚々と咲いてる花が好き、お花も私をいつも見てる。
ちゃんと向き合わないと怒るし、泣くし、家出もする。

5月のカレンダーです

2005-04-29 23:13:09 | “素”のまま
5月の手作りカレンダーです。

今日は一日出掛けてたので、帰って来たら疲れて暫くはパソコンに迎えませんでした。
色んな事を済ませてからでないと他のことができなくなっちゃうので、‥

昨日の様子が早くみたいと思っても、体が動いてくれません。

やっと、座って‥‥

それからが☆

子供たちに送った『花日記』から

2005-04-28 21:08:48 | “素”のまま
4月から子供たちに送った一枚です。
魚のブルーギルやブラックバスのようにならないように
日本の花を描いています。

私たちが子供の頃は、何処にでもあった風景でした。
昨年ある小学校へ伺ったとき、プランターの中に咲いていました。
「アッ、れんげ!」と声をあげたら
校長先生が、この花をレンゲと解かった人は始めてです。
と、言われてびっくりしました。

この花が、すたれる、無くなるなんていうことも、有り得ないことじゃない
淋しいということだけで済ませていいのだろうか?
何とか残したいというのは、私だけの思いなのか‥‥‥



初めてのことなので上手く出来たか不安です。

ワシントン条約は

2005-04-27 11:54:48 | “素”のまま
ワシントン条約は
魚だけ、小動物だけ、?・?・?・?

道端を、すぐ側の庭を
足元を、すぐ側の植え込みを
土手を、すぐ側の垣根を
里山を、すぐ側の林を

泣いてる、草たちが
泣いてる、花たちが
ないているのを聞いてください
ハコベが泣いているのに
ナズナが泣いているのに
耳を傾けてくれますか

たくさんの草花が
悲鳴を上げてる声が
聞こえないですか?

おおばこはどこへ消えたのでしょうか
日本タンポポは西洋タンポポに負けたのでしょうか
レンゲはお米の手伝い出来なくなったのでしょうか
せんぶりは名前も死語になるのでしょうか

不思議が、不思議が増えていく
三色スミレと、ビオラの花壇より
ひめおどりこそうと、ほとけのざの
すずめのやりと、あざみの群生あったら
子供たちに見せてやりたい

名前が覚えられない横文字の
美しいお花が、
あちこちの花壇に
あちこちのお庭に
増えていく様に
ブルーギルを思い出す
ブラックバスを思い出す

地球が一つになることは
すご~くいいことかも知れない
けれどアフリカと日本は
   アメリカと日本は
   オーストラリアと日本は
   インドと日本は
   ヨーロッパと日本は
   ロシアと日本は
   中国と日本は
   韓国と日本は
   他の国と日本は
 気候も風土も、習慣も皆んな違う
 動物も、植物も皆んな違う

 違うことを大切にして
 、繋いで、繋いで

 繋いでもらったものを
 次の世代に、1000年の後まで

ショックでした!

2005-04-26 00:21:35 | “素”のまま

毎週利用している苑での悲しいできごとでした。

昼食を済ませていつものように外に散歩にでました。
朝のうちは雨だったのですが、薄日もさして吹く風も
爽やかでした。
気分爽快、いつものコース、ルンルン気分で芝生の
ところまで行きました。

無いのです。無いのです。きれいになっちゃったぁ

もじずりが‥‥そう『ねじばな』が無いのです!



刈られてしまいました。ショックです。
卯月になって芽が出てきて、少しづつ大きくなって
今日は5センチかなぁ、もっとかなぁ‥‥‥
楽しみにしてました。
なのに、なのに、なのにです。
そこを動けません。固まってしまいました。



どれくらい経ったのか、気を取り直して別の場所へ
他の花を見に行きました。
そこのネジバナも同じ運命でした。
これで泣くのは私くらいだろうな、と思いながら、
ネジバナはもう無理かもしれないけれど、にわせき
しょうや、クローバーはまた出てくるよと、と言い
ながら、花壇を見たら小ちゃな芽が私を呼びました。

「ネェ、私を連れてって!」

一センチ位の小さな可愛い芽でした。
葉牡丹が終って空っぽになってた花壇の中でした。
『からすびしゃく』の芽でした。
エッ、なにそれ!って言う人のほうが多いかも‥‥
でもこれって、ちゃんとした薬草なんです。
この草が好きなんて変わってるって思われるかも
知れないけれど、こういう『日本』の『和』の物
を大切にして行きたいのです。

ねじばなも
百人一首の中で
  みちのくの 忍ぶもじずり
     たれゆえに‥‥

と詠まれているように、日本に、私たちよりず~っと
前から咲いているのに粗末にしてる
その花たちを、目立たないから、きれいじゃないから
とないがしろにされているのが、悲しいのです。

タンポポみたいに、日本タンポポは隅っこに隠れて
しまうなんてとても寂しいのです。

気付いて欲しいと思っても、なづなも、はこべも
ぶたくさも、のげしも無くてもいいみたいになってる。

せめて、私だけでも見てあげようといつも思ってる。
ひめおどりこそうや、ほとけのざの群生地があったら
いいなぁ、と思う私です。

アゲハが来ました

2005-04-23 23:04:55 | “素”のまま
です。
久しぶりに、来てくれましたね。

黄色のアゲハさん
今年はどうしたのかしら
青いアゲハも、黒いアゲハも
遊びに来ないけど
とっても淋しい

このごろ、お友達に会えないの
毎年、毎年沢山のお友達が
ここに来て遊んでいたのに
今年はあなただけ
淋しくなったね

ちいさなしじみちゃんも
さっぱりだものね
ひめおどりこそう、からすのえんどう
ローズマリー、ブルーベリー、あざみも
皆んなを待ってるわ

ヒラヒラ、ヒラヒラ、ヒーラヒラ
ヒラヒラ、ヒラヒラ、ヒーラヒラ
あなたが舞ってる夢を見る
ステキな乱舞の夢を見る
ヒラヒラ、ヒラヒラ、ヒーラヒラ

子供たちが野の草を摘み‥‥

2005-04-22 22:52:34 | “素”のまま
今朝の編集手帳

 子供たちが野の草を摘み、
 清少納言のところに持ってきた
 何といういう名前の草かしらー
 彼女が尋ねると、子供の一人が答えた
 「耳無草となんいふ」

 『枕草子』の一節に出てくる
 路傍に生えている
 何の変哲も無い“雑草”である
 その名前を当時の子供達は知っていた
 ひとつの草、ひとつの花が
 遊びの仲間であったのだろう



最後に

 雑草として片付けられることの多い草に
 シソ科のカキドオシ(垣通)がある
 ちょうどこれからの季節、
 淡い紫色の花をつける
 
パソコンで打つと「書き通し」と変換された
商売柄、しんみりさせられる名前である


どちらの花もとても清楚で可愛い
この和花を知っている子供がいるだろうか

パソコンの絵文字はみんな知ってる
だけど、心を豊かにする自然の
花たちのことを誰も教えていない
ミミナグサを描こうとしても
カキドウシを描こうとしても
会いたいと思っても
何処にもない、何処にも‥‥

それを誰も危惧していない
由々しきこと、と思うのは私だけ
可笑しい、どう考えても可笑しい

危惧して欲しい、気付いて欲しい

カタカナの花を愛でる前に
足元に、垣根の下に楚々と咲く
美しいことは華やかでない
真の美しさを知って欲しい
「和」の中の美しさを
伝えて、繋いで‥‥

雨の後

2005-04-21 18:01:16 | “素”のまま

今日は皆んなきれいです。
サクランボ、ノバラ、もみじ、さつき
足元の
ホタルブクロ、ホトトギス、小菊に、どくだみも
みんな雨のシャワーで
きれいになりました

お化粧はしてないけれど
みんなとってもきれいです
みどりっていろんな色が
あるんだね、

赤ちゃんのみどりも
黄色っぽいみどり
赤っぽいみどり
茶色っぽいみどり
グレーっぽいみどり
それぞれ違うみどり

色は違うけど
みんな生き生きしてる

雨に洗ってもらって
土さんから根っこに
ご飯をもらうんだ
明日はもっと大きく
なるからね


☆今日の花 かりん☆

2005-04-21 01:50:10 | “素”のまま
さくらの陰に隠れて咲くが、かりんの花はピンクで美人だ。
草花ではないが初めての日に描くのにふさわしいと思う。
華やかではないけれど、その花の可憐さに誰でも心が和むだろう。

この花がここに来たのは、今から20年ほど前になる。主人の故郷、
甲斐の国では正月や旧正月でもない時に殆んどの人が帰省する。
甲斐の国の武将、信玄公が開いたという市がある。地名にも使われて
いるその市は二月の十日をはさんでその前後にひらかれる。
地名もそのまま「十日市場」というだけあって、その市が立つ街道は
端から端まで、出店でいっぱいになる。
私達が訪れた頃は、お祭りの出店と同じような雰囲気だったが、昔は、
海のものと山のものを物々交換をしていたようだ。

面白いものも結構あった。
小さい農機具や,餅つきの臼、ほうき、刃物類、ちょっとした衣類や
わら帽子、わかめやはまぐりなどの海産物、植木類などなど、子供が
喜ぶ、それもすぐ壊れる玩具とか、大人でも面白いものが沢山あった。
その中で、植木はいつも街道のはずれ、消防署の広場に陣取ってた。
いつもだと、そこまで歩いても、せいぜい5分ぐらいでいけるのに市
のときは20分、30分くらいかかる。人人、人なのだ

そのとき買ってきて、かりん酒を作るのが楽しみだった。
かりん酒をつけた後の実を、庭に捨てたのが自然に生えてきた。実生
だから花なんて咲かないだろう、と思ったが2,3本残しておいた。
そのかりんが今や、3,4メートるに伸びて、今頃の季節には可愛い
ピンクの花をつけ、秋には黄色の実を付ける。
若かった頃は、かりん酒に、ジャムに、蜂蜜漬けにして、毎年楽しん
で居たが、今や無用の長物に成りつつある。以前は知り合いの看護婦
さんが、冬になると喉の具合が悪くてと、一年分のかりん酒を作ると
師走になると持っていってくれた。
その看護婦さんも、お母さんの介護をしなければ成らなくなり、この
かりん、今では、実が落ちるまで誰にも見向きされなくなった。

今、花盛りのかりん、今年は沢山なりそうだ。無駄にしないで何とか
考えて実も生かしてあげよう。


ではまた