♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

Vol.9 見かけと中身

2005-06-01 | Wed:フミナの恋愛哲学&心理学
大学1回生のときだったか、青年心理学の
講義で、毎週心理テストが行われていました。

残念ながらテストの内容まで克明に覚えていない
のでそれはお伝えすることができませんが、
「自分から見た自分」と「他人からこのように
思われているだろうという自分」との差(ギャップ)
がどの程度のものか分かる心理テストがありました。
もっともテストをして結果を出してから、その
ギャップを測るテストだと知らされるわけですが。

結果は点数で、ほとんどの人が4点~12点の間に
入るもので、点数が高ければ高いほどその差は
大きいことを示しているというものでした。
受講者は自分の結果とその感想を提出するのですが、
翌週先生が

「先週のテストで、こんな人がいました。
点数は28。ですから、“自分から見た自分”と
“他人からこう見られているだろうという自分”の
差が非常に大きいわけです。でもこの人は
『予想通りの結果でした。自分はこの差がとても
大きいことを常に認識しており、実はこの差を
楽しんでいます。』と書いていました。」

と発表したのです。先生は“こんな人もいるんだな”と
思われたことでしょう。

それは他ならぬ私のことでした。普通よりも
飛び抜けて結果の数値が高いことに内心ニヤリと
したものです。

その通りで、「人見知り」のところでもお話した
ように、私はなかなか自分を開示しません。
ですから、おとなしくしていると見かけと中身が
全く違ってくるのです。けれども、たまに、
ちょこっと本心を出してみると、ものすごく
驚かれることがあります。これが楽しいのです

つまり私は人と付き合うとき、“この人は私のことを
こう思っているんだ”“ああ、こんな風に感じている
からそうするんだな”などと相手がどう感じているか、
どう出るか観察しているのです。その上で、自分を
開示できるタイミングをはかっているのです。

私は故意的なところもあって28点。普通は12点以下と
いうことですから、大したことないですよね。

人を見かけだけで判断してはいけないと言われますが、
半分以上は本当のその人が表れていると思います。
第一印象はそういう意味で大切ですよね。
どの部分が本当なのか、盾なのか見極めるのは
あなた自身。

しかし盾を持って操っている人もその人自身。
だから結局は見かけが物語っているものはすべて
その人の正しい部分なのです。
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