ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

輝け母と娘!女性だけの柔らかい感性でつくりあげた状態変化

2011-10-23 21:30:26 | ワークショップの報告

今日は、ウィングス京都の企画で「輝け女の子! 母と娘の理科実験教室」の第2回目を担当させていただきました。「原子にだってなれる!想像力で楽しむ自然科学の世界」が副題です。

次の講座へむけて仲良くなることと、科学の世界を想像力で楽しむことが目標です。

まずは少しお互いを知ることから。次に、鏡の虚像と実像をつくることで体慣らし。三人で手をつないでHOになってオニゴッコ。氷・水・水蒸気と変化していくジャンケンゲーム。最後は状態変化をダンスで表現。

子ども19人(小学校3~6年生)のうち、これまでにも理科実験講座に参加したことがある人7人。お母さん18人。ティーチングアシスタントとして学生さんたちが5人。計42人。

オニゴッコのまえに「HOってなんだか分かる人」の問に「水」と答えた子どももいましたが、「原子って知ってる?」には、シーン。

ところが、講座の終わりに「原子ってなんだったっけ」の問に「目に見えないくらいちっちゃい」「人間のもとのもとのもと」などの答が返ってきました。答えたのは小学校3年生です。スゴイ!「そうだよね。人間も含めてものはみんな原子からできてるんだよね」。「じゃあ、分子ってなに?」「人間のもとのもと」

この答にも、本当に感心しました。子どもならでは言葉ですね。「もとのもとのもと」が原子だとしたら、そこまではいかないってこと。ちゃんと自分の言葉で語っている。

水の状態変化のダンスをみんなでつくったときは、感動のパフォーマンスでした。母と娘の女性だけだからこそ、人目を気にせず、のびのびと分子の様子を表現できたのでした。

ミクロの世界は、なってみることで体感できる。また、アイデアが浮かんできました。今度は電気だ!

小学生がこんなゲームで遊ぶことは、「未来の学びの豊かな土壌を耕すことだ」と実感した体験でした。

最初はお母さんから離れられなかった子も、最後は楽しんでいました。友だちがたくさんできたことを喜んでくれた子も。とても穏やかな雰囲気で終了しました。

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ドラマ教育―教員採用試験必殺アイテム?

2011-10-13 21:16:01 | 日記・エッセイ・コラム

先日、ある学生が「教員採用試験に受かりました」と報告してくれました。

ニ次試験の専門科目があまり自信がなく、ダメだと思っていたそうですが。面接試験でいじめ対策について聞かれ「ドラマ教育をつかって、いじめのない学級づくりをしたい」と言ったら、面接官が興味を示してくれ、ドラマ教育について熱く語ったそうです。それで受かったのだと思うとのことでした。

本当にそれで合格したかどうかは分からないけれど、そういう報告をしてくれたということがとても嬉しくて、昨年同じゼミに居て、やはり合格した別の学生に会ったときにその話をしたら、「ドラマ教育で合格したのだろう」と言うのです。「どうして?」

私立の学校を受験したときに、二次試験のグループ面接は、講師経験者と新卒とがそれぞれ別グループ。新卒のメンバーで三次まで進んだのはそこでドラマ教育の話をした自分だけ。やはり面接官がそのことに興味を持ってくれた。採用されたのは、即戦力の講師経験者だったけれど。とのことでした。私立はだめだったけれど、公立で合格したのでした。

ドラマ教育は、教員採用試験二次面接には、どうやらとても役に立つようです。

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