吉嶺史晴のブログ

リコーダー奏者吉嶺史晴のブログです。演奏活動ならびに鹿児島市の音楽教室を運営しています。

どのくらいの未来までやるべきことを理解しているかどうか

2018-04-18 | リコーダー奏法
どのくらいの未来までやるべくことを理解しているかどうか。
それが2秒先なのか、それとも射程範囲は10秒くらいはあるのか、それとも1分を超えるくらい、あるいはもっともっと遠い未来までなのか。

このあたりのポイント。これがその人の演奏に大きな差をつける点なのではないでしょうか。

それは必ずしも暗譜しているのか、どうかということには関連ないかもしれません。

たとえ初見であっても今、出している音からどの程度先まで楽譜を読めているのか、どうか、ということでその人の初見演奏の程度はある程度決まってしまいます。

暗譜であっても数秒先までしか見通しのない暗譜演奏と、曲全体をどのように構築するのかという見通しのある暗譜演奏とでは全く違います。

ですので良い演奏とは必ずしもその演奏においての楽譜の有無が関連づけられるとは限りません。

ほとんど初見のような状況であってもすぐれた奏者は良い演奏をしますし、楽譜を何回も見ているにもかかわらず未熟な奏者はなかなか良い演奏にはなりません。

要は今、自分が出している音のその瞬間よりもどのくらい遠い未来までやるべきことが理解できているのか、どうかという点。

補足:
優れた奏者は楽器を持っていない状況でも練習が出来ると言われます。つまり楽譜を読んでいるだけで実際に楽器を持って自分自身がどのような動きをしているのか、ということをイメージできるチカラ。

あるいはまた楽器も楽譜もない状態であっても、イメージが強ければあたかも演奏している時のような身体の動きを思い浮かべることの出来る想像力の強さ。

このあたりのこと考えてみると、楽器の演奏というような行為はある点においてスポーツと非常に似ているようです。楽器を操作するということは実際にラケットやバットのようなものを操作して飛んでくる球を適切な角度や速度をもって打つ動作と非常によく似ています。
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