吉嶺史晴のブログ

リコーダー奏者吉嶺史晴のブログです。演奏活動ならびに鹿児島市で音楽教室を運営しています。

色即是色、空即是色

2020-01-06 | 対話
「新年おめでとう」
「おめでとう!今年もよろしくな。こういう街中の喫茶店みたいなところも良いな。なによりガラスが大きくて外を歩く人の様子も見えるのも良いな。今風だよな」
「たまには良いよな。あのな、早速だけど新年そうそう、ありがたい仏教の本を読んだんだ」
「おお!仏教か!いいじゃん。キリスト教も良いけど仏教も良いよな」
「あのな、太郎、お前、色即是空、空即是色、という言葉、聞いたことあるか?」
「うん。どっかで聞いたことあるな。そりゃ、あのどこかのお経の中の言葉じゃなかったっけ」
「般若心経」
「それそれ、それだよ」
「それでな、とにかく仏教のなかの一番中心的な考えかたのエッセンスがここに有るらしいんだよ。そのくらい大事な言葉らしいんだ」
「何だったっけ?」
「色即是空、空即是色」
「それどういう意味なんだよ?つまり、わかりやすく言うと?」
「形あるものは形ないものである、形のないものは形のあるものである、とかそう意味なんじゃないかな」
「その色、って言うのはお前の好きな{色気}とも関係あるのか?」
「あるんだと思う。綺麗な女は色気があるけれども、それはいずれ失われてゆくものである、というのが色即是空なんだろうし」
「じゃあ、空即是色って何なの?」
「それが俺にもよくわからんのだ」
「お前の好きなその{色気}と関連させて言うと?」
「そのあたりになると、到底わからん。音楽とかそういうことに関連させてみると、例えば音という実際の振動はその空間にはその時だけ、存在するけれども実際には時間がたつとその振動は消え去るから、音楽それ自体は実体のないものである、とかそういう意味なのかな。でも、そうなると今度は空即是色のほうがやっぱりわからん・・・・・」
「あのな、次郎、はっきり言うけど、新年そうそう、仏教の本なんか読んでるヒマあったら何かもっと役に立ちそうなことやったらどうなの?演奏会の売り込みに出かけるとか?練習するとか?曲を書くとか?」
「まあ、とりあえずそういうこともやってるんだけど・・・太郎は良いな。いつも実際的だからな。俺は決めた。もう今年は銀河鉄道999のメーテルとか、そういうこと言ったり、書いたりしないことに決めた。そもそも俺は甘ったれだからいつまでたってもメーテルとか、そんなことばっかり考えてしまうのだ」
「お!次郎!メーテルによく似た女が歩いてるぞ!身長は推定約160センチ、長い髪の毛の色はかぎりなく黒に近い茶髪。マツゲも程よく長いぞ!そのマツゲはツケマツゲみたいなわざとらしい長さじゃなくて、本当のマツゲにしては長いし、かと言ってツケマツゲにしては短すぎるくらいの微妙な長さを保ってるぞ!肌はもちもちの赤ちゃん肌!」
「え!何何!!!!!????」
ガラガラガラドシャーン!!!次郎がメーテル見たさに慌てて立ち上がってテーブルの上にあった珈琲カップとか砂糖とかミルクの入れ物をひっくり返した音
この記事についてブログを書く
« 今日は取材に | トップ | 模様替え »