【“某重大事件”の現場からの巻】
■ある碁友からメールが届きました。
当ブログの12月1日投稿「嗚呼、もう待てない」の感想です。
以下、要旨。
「待ったをした『某さん』にとって、待ったはあたりまえのルールでやってきていると思います」
「私も指から離さないと待ったにならない、というルールのなかでやってきたので、先日のブログ記事の後、『置いたらおしまい』というルールに変えようとしてます」
「しかし、貧乏揺すりと同じで、やってはいけないと分かっていても、無意識に習慣でやってしまうかもしれません」
「その時は『待ったになります』と言ってください。今は、打つ所を決めてから碁石を持つように意識して変えていってます」
■はて、そのルールとは? ローカル・ルール? 個人ルール?
この件は、別の同好会(別荘)でも議論沸騰し、
大紛糾の末に、高段者のぼそり一言「負けに決まってるやろ」で、
「待った=即負け」を再確認して幕引きとなりました。
それは、さておき。
実は、その「某さん」。
その前の対局において、 既に雲行きが怪しくなっていました。
わたしは対局中、 隣でトゲトゲしい声が聞こえ始めたので、びっくりしました。
コウ争いで、どちらかが「コウ立てを打たず取り返す反則」を犯したようです。
二人が興奮して異なる主張を繰り返してましたが、当事者でしかわかりません。
観戦者がいると、もっとややこしいことになったでしょう。
二人のどちらかが、手順を覚えていないのが原因なので、
「これだから中段は中段なのだ」と思いました。(わが身を含めて)
やがて、場は収まったようでした。
しかし審判や立会人がいないアマ対局では、
これは防ぎようがないように思えます。
どうしたものでしょう?
どなたか、ご教示ください。
わたしなら、ケンカになる前に、面倒なので「投了」します。
この秋の宝酒造杯でも、30代?の所作に不快になったので投げました。
投げるのは、当方の勝手です。
相手が待ったをし、指摘しても受け入れない相手なら、投げる用意はあります。
残り少ない人生の貴重な時間をムダにしたくありません。
「負けるが勝ち」ってヤツでしょうか。
■プロの世界でも、コウがらみの反則はよくあり、これは即反則負けです。
罰金はありません。
ところが問題は「待ったをしたが、曖昧に続き、勝敗が決まってしまうケース」。
これは、大変なことになります。
理事会協議事項になり 「勝敗はそのまま。罰金プラス同一棋戦一年間参加停止」なんていう“判例”もあります。立会人も面目丸つぶれです。
最近では、将棋のレジェンドがやらかした有名な“某重大事件”がありました。
まもなく引退し、今はTVアイドルとして活躍しています。
▲浅野家の家来衆が「待った」「待たない」で斬り合いになったとか
逆ギレも、こうなってくると、一つの文化?かもしれぬ
サイコロも花札も、悪い目や札が出るたび、やり直すのだろうか?
何がフェアで、何がアンフェアなのか、分からないなら致し方なし
「待ったをする者同士の寄り合いならばよろしい」のではあるまいか
わたしなどは、そう思うのである