囲碁漂流の記

遠い日の記憶

 
 
 
1851年 ダンツィヒ生まれのショーペンハウアー。随想集「筆のすさびと落穂拾い」で、ヴォルテールの名言「全ての戦争は強盗行為である」を引用し、「歴史を通観するに、王者という王者が、地位を確立し多少とも国土の繁栄を見ると、強盗団さながらの軍隊を率いて隣国に襲い掛かっているではないか。(中略)ドイツ人は耳の穴をほじってよく聞くがよい」と警告

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1918年 第一次世界大戦が終結。ドイツなど4帝国が崩壊
1928年 ナチ党が初の国政選挙で12議席を獲得
1932年 経済政策が支持を得て総選挙で第一党に躍進
1933年 ヒトラーが首相に任命されて政権を獲得
1935年 ヴェルサイユ条約の破棄と再軍備を宣言
1939年 独軍がポーランド侵攻、英仏が宣戦布告し大戦勃発

1941~1945年 ユダヤ人を大量虐殺(ホロコースト)
 
1945年 戦況悪化の末にヒトラーが自殺し、独軍が無条件降伏



自由都市ダンツィヒ  かつて存在した都市国家で、現在のグダニスク(ドイツ語読みでダンツィヒ)にあった。ポーランド友好訪問と称して湾内に停泊していたドイツ戦艦シュレスヴィヒ・ホルシュタインが1939年9月1日、宣戦布告なしにダンツィヒのポーランド軍駐屯地に激しい艦砲射撃を開始。これを合図に始まったポーランド侵攻に対し、英仏が独に宣戦布告し、第二次世界大戦の火ぶたが切られた


第二次世界大戦は今から80年前に勃発した

哲学者の箴言から88年後のことである  
 
 
 
なぜ「反省」は風化するのかの巻
 
 
「友の助けでホロコーストを逃れた硬骨漢88歳」が全編に出てきて、そのセリフ、物腰、行動力がカッコいいのです。新作レンタルDVD「家(うち)に帰ろう」。
ラグビーW杯の合間に見ていました。計5回。
2度3度で、細かい描写、深いところが分かってきます。(異文化のちょっとした部分が、最後まで分からないところも)
それにしても便利ですね、レンタルDVD。アマゾン配信なども含めると、この十年で五百本ほど見たでしょうか。囲碁を再開してからペースはガクッと落ちましたが……。
 

■過去、一番多く見た映画は「ペーパー・チェイス」(1974年、ティモシー・ボトムズ、リンゼイ・ワグナー、ジョン・ハウスマン)。ハーバート大学の試験地獄と恋愛を描いた青春映画ですが、ボストンの街並みやファッションに憧れました。
当時はレンタルDVDなんてなかったけれど、映画館はありがたいことに入れ替えなし。3、4回通い、計7回ほど見たと思います。
 

■さて今回のハートウォーミング・ヒューマンドラマ
全編を重いテーマ「ホロコースト」が支配していますが、現代と過去の場面を何度か切り替えて、家族、旅、出会い、別れなど人生の要素をていねいに描写していきます。
ブエノスアイレス、マドリード、パリ、ワルシャワ、そしてポーランド・ウッチの街並み。
偏屈頑固ながらも根は優しい主人公と、旅の途中に出会う美女、若者たちとの大人の会話。
ユーモラスなタッチと名演技でテンポよく進みます。
 
戦前の状況と類似してきた「今を考えるヒント」が散りばめられています。
 

■この頃、根気がなくなっているわたし。2時間以上の「大作」はもう結構です。
フィルムを削りに削って「93分」に凝縮して仕上げてあり、大吟醸のテイストにも似て、ムダな部分が全くなし。今年の一押し、とします。
 
 
 
家へ帰ろう ホロコーストから逃れ、異国で生き延びた88歳。70余年の時を経て、ナチスから救ってくれた旧友に会いに行こうと決意する。アルゼンチンから故郷ポーランドへの旅を人生に重ねて描いたロードムービー。(スペイン・アルゼンチン合作、2018年12月公開、93分)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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