囲碁漂流の記

伝統・品位・礼儀の作法

 【「囲碁作法に関する特別規定」の巻】


■囲碁の伝統的考え方は、作法に表われています。

70年前に定められた規定ですが、基本は変わっていません。

まず前文をごらんください。


前文
 
 囲碁は、その歴史が古く、伝統に富み、かつ、室内に正座して、知能を争う技として、特に品位を重んじ、礼儀を尊び、対局上の作法を最も尊重してきたものである。そして、時代に応じ、また、対局そのものの性質等によって、その礼儀作法においても相当の相違変遷を示している。
 以下規定するところは、日本棋院大手合その他公式又はこれに準ずる対局、専門棋士間の対局等において、対局者及びそれ以外の者の守るべき作法としてこれを定めたものである。
 前記以外の対局における作法についても、この規定によることを切に勧奨する。



■わたしが、とりわけ大事と思っている個所のみ抜粋します。
頭のスミに入れ、実践したいと常々思っていますが、なかなか完璧にはいきません。
なお、これは碁会所や同好会でも守るべき事柄ばかりです。
ローカルルールや個人ルールを勝手に作るのは構いませんが、
それは“解釈改憲”であることを自覚しましょう。
時代に合わないとか、押し付けられたとか、もっともらしい理屈を付け、
基本ルールさえも都合よく修正・改悪しようとするヒトはどこにでもいます。
(ご興味のある方は、日本棋院ホームページにて全文にお目通し願います)


以下、特別規定より抜粋

◆段級位の上位者(または技倆優位なる者)が上座に着席し、互先の対局者においては、白番の者が上座に着席する。

◆対局者は、相互に一礼した上、対局を開始する。
対局上必要な言辞以外は沈黙を守り、特に相手方の思考を乱したり、又は不快な念を与えたりする言動を慎しまなければならない。

◆対局者が一時退席する必要が生じたときは、相手方にその旨を告げ、一礼をした上で退席する。復席の場合も同様とする。

◆対局者は、考案がまとまり、着手しようとするまでは、自己の碁器にある碁石に手を触れてはならない

◆対局は、一旦着手した自己の石を、再び他の点へ置き換えること(俗に「待った」という)をしてはならない。

◆終局して勝負決定(中押しの場合を含む)したときは、対局者は、盤上の自己の石を静粛に碁器に収め、下座着席者は、布で盤面をぬぐい、碁器を対局開始前の位置においたのち、相互に一礼する。


対局者以外の者の作法
◆対局者以外の者は、所定の個所または対局の妨げとならない場所に静粛に正座し、かつ、対局者の思考に影響を及ぼすような言動をしてはならない。
対局者以外の者は、既にされた着手を批評し、または今後の着手点等について対局者のいずれに対しても助言し、またはこれに影響を与える恐れのある言辞、もしくは動作をしてはならない。


 

 

 日本棋院囲碁規約附属

「囲碁作法に関する特別規定」1949(昭和24)年10月2日制定

http://www.go-en.com/igorule/huzoku.html



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