囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

191208別荘例会

2019年12月08日 | 熱血他流試合記録

別の同好会で3局の巻】

 

■新手を試そうとしましたが、M五段とU六段に中押し負け。

なかなか上手くいきません。

この後、S3級(本拠地で1級)に6子置いてもらい、中押し勝ち。

Sさん、初段目前と思いましたが、足踏みのようです。

 

▼Sさんとの6子局

黒は右辺に大きな地ができたようでしたが

左下一帯の黒大石20子が全滅してしまいました

左上スミも白地に変わり、さらに右下も破滅しては

Sさん無念の投了

左下は戦闘も引きずり込まれる前に生きておくべきでした

左上は一手守りの手が必要なところ

右下は、右辺の黒4子が死んだふりをしていたのですが……

動けないと思ったようでしたが、味が悪いことに気が付くべきでした

ここも一手、手入れがなければ、持たない形

 

▼“別荘”碁会への道。京都府境の山の紅葉も終わりです

  

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今日の蛤は重い

2019年12月08日 | ●○●○雑観の森
 
アマはいつも焦っているの巻】
 
■江戸時代の囲碁は、時間無制限。
1日で終わらず、数日後に、また数日後に打ち継いだ碁も多い。

■時間制限が設けられた昭和の碁でも、長考は珍しくなかった。
 
名棋士の誉れ高い梶原武雄七段(当時37)と、
関西の麒麟児である橋本昌二九段(同25)の公式戦対局。
長考派の橋本は、1手目から長考に入る。
それに梶原も付き合い、2日制の対局1日目に9手しか進まない。
「封じ手」と言われて、梶原はハッとする。
「そうか。封じ手か」と深いため息をつく。
しばらくして、もう一度ため息をつき、つぶやく。
「おとうちゃまは、くたびれたぞよ」
隣の対局棋士が「なあ~んです。まだ四つしか石を置かないのに」とからかう。
梶原は、弱り果てたという風情で盤をにらんで、一言ーー。
 
「今日の蛤は重い」
 
歴史的名言として語り継がれている。

         ◇

■昨日の1日で5局。
4局目、5局目となり、アタマが充血しました。
 
<以下、対局時計を使っての特訓碁会の感想>
 
囲碁の平均着手は「230手」といわれます。
わたしは制限時間40分の条件下では、
「10分ぐらい残し、30分ぐらいで打ち終える計画」。
とすると、
自分の着手数は半分の「115手」。
30分×60秒=1800秒ですから、
1800秒÷115手=1手当たり「15・6秒」となります。
碁石をつまんで置くのに「2秒ほど」とすれば、
1手の考慮時間は「10~15秒」ペースを維持しなくてはいけません。
 
「10秒」ほどで第一感から3手のヨミを繰り返す。
そんなことが、アマ碁打ちに可能でしょうか?
 
勉強の質と量を、考え直さねばなりません。
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