山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

現場作業改善

2012-12-19 13:35:53 | お仕事
賛否は分かれる所ですが
林業の現場作業(素材生産)実施に当たっては
作業道開設は欠かせない事項です。

一部の無茶仕事をする事業者は
開設工事で木材用作業機である
グラップル↓で掘削を行い(付け替えが面倒なので)
A340025

地山を崩すのみで道付をし
切り土を流し、路体の転圧もしないので
作業後の山は
Ca340005
こんな感じに、よだれを垂らしたようになり
土壌の流亡等が危惧されます。

我が社は、木材事業をしていますが
山林を保有する林業会社ですので
この様な手法はとらず
掘削作業は、掘削専用の重機を用いています。
092_2




立木が有る林地での作業道開設においては
支障木の集材作業が結構なウェートを占めます

特に掘削用のバケットで作業をする場合
オペレーターは伐採木の始末(除けたり、牽引したり)
で乗降を繰り返すので、かなり忙しい作業となります。

そこで今回、こいつを導入しました。
003

バケットとグラップルの合いの子機です
これは便利ですよ~(多分)
作業機(先っぽ)と配管のみの設備ですが
七ヶ宿町の助成を頂いての実施です。

林業機械の新規導入にあたっては
国や県の補助制度もあるのですが

当所の事業規模が、その要件を満たさないので
ベースマシンを含めた設備が難しく(過大投資)
以前から導入を検討していたものの
二の足を踏んでおりました

そんな折に、七ヶ宿町商工会の働きかけと
町当局の決断で、産業活性化助成事業が
より充実したことにより、今回実施することが出来ました。

社業は勿論、七ヶ宿町全体の林業に
貢献できるよう、しっかりやって行きたいと思います。













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