野球小僧

第46回 三井ゴールデン・グラブ賞

今頃、ゴールデン・グラブ賞の話で恐縮ですが、お付き合いください。

ゴールデング・ラブ賞の正式名称は三井ゴールデン・グラブ賞と言い、日本プロ野球機構(NPB)の選手表彰の一つです。以前はダイヤモンド・グラブ賞(創設1972年)と呼ばれ、1986年より三井物産スポーツ用品販売の協賛によって現在の名称となりました。セ・パ両リーグの公式表彰に準じた特別賞となっています。

その名のとおり、守備力に卓越した選手をベストナインと同じ選出方式(日本の新聞社、通信社、放送局などのプロ野球記者で、5年以上の取材キャリアを持つ者)によってポジションごとに投票を行い、得票数のいちばん多かった者が受賞します。

対象者はピッチャーの場合は規定投球回数以上投球または年間試合数の3分の1以上登板、野手の場合は年間試合数の2分の1以上同じポジションで出場となっています。ですから、必ずしもレギュラー選手でなくて、守備のスペシャリストとして守備固めの選手にもチャンスはあります。

そんな守備の名手が使用しているグラブメーカーですが、多く使用されているのは、やっぱり国内での最大シェアを誇っているメーカーです。

■1選手 ハタケヤマ
捕手 :甲斐拓也(福岡ソフトバンクホークス)

硬式キャッチャーミットの代名詞ともいえるハタケヤマ。人気はトップクラスで炭谷銀仁朗選手(埼玉西武ライオンズ)、大野奨太(北海道日本ハムファイターズ)など多くの選手が使用しています。

■1選手 ゼット
捕手 :小林誠司(読売ジャイアンツ)

ゼットのキャッチャーミットも人気です。古田敦也さん(元東京ヤクルトスワローズ)が使用して広まりました。多くの名捕手に愛用されてきたメーカーです。

■1選手 久保田スラッガー
三塁手:鳥谷敬(阪神タイガース)

内野手に人気のメーカーなのが、久保田スラッガーです。軽く、小さく、素手感覚が特徴です。そういえば、中学野球でも一時期流行っていました。

■1選手 アディダス
外野手:西川遥輝(北海道日本ハムファイターズ)

アディダスがグラブやバットに参入してきたのは最近のことです。どちらかというと、日本代表ユニフォームを提供するサッカーなど他スポーツのイメージが強いと思います。他選手では山田哲人選手(東京ヤクルトスワローズ)がバットを使用しています。

■2選手 SSK
一塁手:ホセ・ロペス(横浜DeNAベイスターズ)
外野手:秋山翔吾(埼玉西武ライオンズ)

佐々木恭三さん創業のSSKは、そのまま日本のメーカーです。しかし、多くのメジャーリーガーも愛用しています。

■小話その1。

ロペス選手のファーストミットの親指のところに「ジャイアンツマーク」があり、背面には「shige51」という刺繍があります。実はこのファーストミットはジャイアンツ在籍時の2013年開幕前に、チームメイトだった古城茂幸さんから譲り受けたもので、現在まで使い続けているそうです。古城さんのブログによりますと、ロペス選手に譲った当時それなりに使い込んでいた状態で、試合中に紐が切れてしまうこともありましたが、それでも修理して大切に使い続けていたのだそうです。そして、ロペス選手が初めてゴールデングラブ賞を獲得した際、古城さんはロペス選手からメッセージが彫られた高価な時計と、グラブ型の金のネックレスをプレゼントされたそうです。

■3選手 アシックス
投手 :菊池雄星(埼玉西武ライオンズ)
外野手:丸佳浩(広島東洋カープ)
外野手:鈴木誠也(広島東洋カープ)

アシックスと言えば、真っ先に思い浮かぶのがシューズメーカーのイメージです。でも、つい最近になって急激にシェアを伸ばしたメーカーです。その内幕は2012年まで米最大手野球道具メーカーのローリングスとライセンス契約を結ぶ形で、グラブを日本向けに販売していました。2013年以降はグラブを含めてすべての商品をアシックスのブランドに統一。よって、ローリングスラベルのグラブは日本球界でほとんど見られなくなり、急にアシックスのグラブ使用者が増えた形となっています。なお、2013年にローリングスは日本法人「ローリングスジャパン」を設立して、日本での事業を開始しています。

■3選手 アンダーアーマー
三塁手:松田宣浩(福岡ソフトバンクホークス)
遊撃手:今宮健太(福岡ソフトバンクホークス)
外野手:柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)

アンダーアーマーはその名のとおりアンダーウェア分野ではトップに君臨していた存在でした。アンダーアーマーのグラブがプロ選手に使われるようになったのは、ほんのここ数年のことです。メーカー創業が1996年と歴史は浅く、ウェア用品以外で本格的に日本球界に参入してきたのは2009年頃からだです。なんと、現在はホークスの名手3人に愛用されるまでになっています。

■小話その2。

太郎が高校野球で使用していたのがアンダーアーマーの外野手用グラブです。ホークスの柳田モデルの色違いでした。このグラブを入手したのは中学三年の夏。まだ、この近辺では入手することが出来ず、神奈川県にあるアンダーアーマー ベースボールハウス川崎久地にまで買いに行きました。また、当時、アンダーアーマーでは金属バットは出ておらず、後日、限定販売された時、会社を午後半休して東京原宿へ買いに行きました。残り数本のところ2本入手できました。もちろん、スパイク、ガード、手袋などアンダーアーマーで統一していました(もちろん、アドバイザー契約は結んでいません)。

■6選手 ミズノ
投手 :菅野智之(読売ジャイアンツ)
一塁手:銀次(東北楽天ゴールデンイーグルス)
二塁手:鈴木大地(千葉ロッテマリーンズ)
二塁手:菊池涼介(広島東洋カープ)
遊撃手:坂本勇人(読売ジャイアンツ)
外野手:桑原将志(横浜DeNAベイスターズ)

6選手と断トツの使用率がプロアマ問わず日本球界で圧倒的なシェアを誇るトップメーカー、ミズノのグラブです。ミズノのグラブの魅力はなんと言っても使用している革の質感で、手にはめたときにしっかりフィットする感じが多くの選手たちに信頼される理由となっているようです。また、選手のリクエストにも的確に応えることでも知られ、坂本選手の場合は逆シングルの打球を先端でしっかりと捕球できるように2016年からウェッブ(グラブの網目部分)の革の面積を増やしているそうです。

■小話その3。

この6選手の中には、他メーカーとの独占契約があるためミズノのラベルが入った道具を身に着けることができず、ラベルを剥がしてまでミズノのグラブを使っている選手もいるようです。

受賞者には金色の皮革で作られたグラブ(キャッチャーとファーストはミット)を台座に飾ったトロフィーが贈られます。このグラブは受賞者決定後、受賞者が使用しているものを模して作られるもので、革製のため実際に使用できるそうです。


コメント一覧

まっくろくろすけ
Nさん、こんばんは。
正解です!!
Nより
答え見つけました。!
台座にある三文字!
Nより
答え見つけました。!
台座にある三文字!
まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
年代からして想像するには虎印「美津和タイガー」じゃないでしょうか。おっと、タイガース派ではなかったでしたね。

ちなみに、グラブメーカーは80社くらいありまして、一時期は特集をやろうと思ったこともありました。カタログなど見ていると、いろいろこだわりがあって面白いです。

さて、小話その3ですが。答えは写真にあります。
まっくろくろすけ
Nさん、こんばんは。
普通に考えれば、ミズノでしょう。
私はローリングスを使っていましたので、最初に子どもたちに買ったのは有無を言わさずローリングスでした。
成長するにつれ、なんだかんだ言いましたが、最後には自分で選んだものでしたから、大事に使っていました。
ただ、今度はメーカー変更するようでして・・・。
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

はぃ、お付き合いしますよ~^^v
結構このタイトルは欲しかったという選手が多いですよね。
やっぱ玄人好みだからでしょうか!?

ラベルを剥がして使っているのは兎の選手ですかねぇ~
UAは以前は殆ど見なかったけど兎が契約してからよく見かけるようになりました。通勤列車に乗ってくる高校生たちのリュックやバッグにも見かけます。
私はオレンジのレプリカユニホームだけかな(笑)

子供の頃使っていたのは何処のだったんだろ?
当時殆ど周りにはいないブラックグラブでした。
会社の草野球では友人が鳥取国体で日本一になった時のグラブを譲り受けていましたが、キャーミットは極平凡なミズノ社製でした。
Nより
こんばんはです
また、ご無沙汰です

うちの息子達はミズノを使ってましたね
私もそんなに詳しくないから買いに行ったらメジャーなミズノを選んでしまってました

しかし、メーカー云々より使ったら手入れして馴染ませ事を子供達にはうるさく言ってました。卒中変えられるたらたまったもんじゃないですから!

そのせいか、子供達は大切にグローブを使ってました。
グローブを磨きながら野球の話していた時が懐かしいです!
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