「ずっと同じ場所で練習していると、そこの氷に慣れてしまうので、いろいろなところの氷を経験することは本当に大切です。苦しめられた氷もありましたけど、その経験はこれから必ず生きると思っています」
藤澤五月選手はロコ・ソラーレ所属のカーリング選手です。2018年平昌オリンピック銅メダル、2022年北京オリンピック銀メダルを獲得。さまざまな作戦を駆使して試合を組み立てるカーリングチーム司令塔のスキップです。
カーリングはスコットランドで生まれた「氷上のチェス」と呼ばれる競技で、丸い石が回転(カール)する様子が髪の毛がカールする様に似ていたことから名付けられたといわれています。約40m先に描かれたハウスと呼ばれる円の中に、ストーン(石)を投げ入れて点数を競います。1998年長野大会からオリンピックの正式競技となりましたが、世界選手権は男子が1959年、女子が1979年から開催されています。
チームは「リード」「セカンド」「サード」「スキップ」と「リザーブ」を入れ5人で構成され、1人が2投、1チーム計8個のストーンを相手チームと1投ずつ交互に投げ合います。両チームがすべてのストーン(1チーム8個、計16個)を投げ終わった時点で、ハウスの中心に1番近いストーンを持つチームだけが得点でき、相手チームのハウスの中心に一番近いストーンより何個内側にストーンがあるかで得点が決まります。
投球時にはスキップが氷の状態を読み、作戦を考え指示を出します。投球者以外の2人がスウィーパー(いわゆる、氷をゴシゴシする担当)となり、投げられたストーンに対してスウィープを行いますが、スキップがスウィーパーに的確な指示を出すことで精度の高いショットを狙います。スウィープによって得られる効果は、ストーンをより遠くへ進ませることと、カールを抑えること。そしてストーンの前を綺麗な状態に保つことも重要で、投球者には、微妙なウェイト(スピード)コントロールとラインコントロールが要求され、チームの総合力によって競われます。
さて、平昌オリンピックで話題になった、日本代表の「そだね~」。北京オリンピックではほとんどいっていませんでした。これは、平昌オリンピックではプレーよりも「そだね~」やハーフタイムの「もぐもぐタイム」ばかり注目されたことに違和感を抱いたようです。以降、基本的には使われていないようです。
とはいっても、TVを観ていて思ったことは、意見をいったあとに、「そだね~」答えることによって、まずは相手の考えを受け入れ、そして、そのあとに自分の考えはきちんと伝えようと思う気持ちが生まれると思うのです。いきなり、「そうじゃないよ」と否定されたのでは、そのあとのコミュニケーションが続かず、相手も自分の考えをいうこともなくなってしまいそうですから。ただ、コミュニケーションだけがすべてではないですが、コミュニケーションを軸にしたチームワークは基本でしょうね。
もちろん、そこには技術を伴った実力もあってのことだと思います。一つのことを突き詰めて、そのことのプロになることもいいと思いますが、いろいろなことについての知識や経験をしておくことも大事だと思います。そういう積み重ねがあれば、カーリングのスキップのように作戦を考え指示を出し、チームを勝利に導きだせるリーダーシップをとれるようになると思います。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。