君は太平洋を見たか、僕は日本海が見たい / 中部横断自動車道キャッチフレーズ

「中部横断自動車道」とは、静岡県静岡市を起点に山梨県甲斐市を経由して長野県小諸市に至る延長約132kmの高速自動車国道です。2021年8月29日に山梨県･南部IC～下部温泉早川IC間が開通し、新清水JCT（新東名高速道路接続）～双葉JCT（中央自動車道接続）間が全線開通し、この2つが高速道路で結ばれています。

将来的には上信越自動車道と接続し、太平洋側（静岡県静岡市）と日本海側（新潟県上越市）を結ぶ路線と位置付けられています。

まさしく、中部横断自動車道キャッチフレーズの「君は太平洋を見たか、僕は日本海が見たい」を実現してくれるものです。

このキャッチフレーズがプリントされたTシャツが中央自動車道･双葉SA下りの売店で販売されていましたので思わず買ってしまいました（買ったのは2021年のこと）。


ちなみに、このキャッチフレーズは中部横断自動車道の早期実現を訴え、地域と道の役割を考える「女性みちの会」のみなさんの活動キャッチフレーズです。

日本は長い東西を縦断する交通網はかなり整備されてきていますが、地勢的な理由もあり短い距離ながら南北を横断する交通網の整備はまだまだであって、狭い日本ではあるものの太平洋側と日本海側は遠いです。

お互いの海にあこがれ、道路の開通を願う気持ちが込められた、静岡県、山梨県、長野県、新潟県の沿線地域の女性の方々が考えたキャッチフレーズです。いまでも、「女性みちの会」ではそれぞれの地域で道の清掃活動や、地域の魅力作りに取り組みながら、交流や意見交換を続けているそうです。

なお、山梨県･長坂JCT～長野県･八千穂高原ICが中部横断道唯一の未事業化区間として残っており、全線開通したときには、「君は太平洋を見たか 僕は日本海が見たい」が現実となります（開通時期は未定）。

本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。

皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。

また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。