松:もしもし
浜:はい
松:お前のとこの息子な。うちで預かってんねん
浜:えー!
松:うちで預かってんねん
浜:いや、そんな
松:驚くことあれへん。あんたが朝預けていったんや
浜:なんでやねんお前。近所のおばはんやないんやから。言うことあるやろがもっと。言うてこい早く
松:もしもし
浜:はい
松:身代金待ってこい
浜:身代金ですか?
松:うち2丁目の松本やけど
浜:名前言うてどないすんねん。犯人名前言うてどうすんねんな。ほんでもうちょっと遠いとこ言えよ。二丁目の松本やあれへんがな
松:もしもし
浜:はい
松:イスタンブールの方に・・・
浜:取りにくんのかお前、そんなとこまで
松:なんでやねん
「なんでやねん」は、関西系の漫才での定番のツッコミです。現在、関西系お笑い芸人のトップといえば「ダウンタウン」の2人かと思います。そのダウンタウンは、浜田雅功さん(右、ツッコミ担当)と松本人志さん(左、ボケ・ネタ作り担当)からなる日本のお笑いコンビ、漫才師、司会者です。
高校卒業後にコンビ結成し、吉本興業が運営する芸人の養成所・NSC(ニュー・スター・クリエーション)1期生。1988年に東京へ進出し、1991年「ダウンタウンのごっつええ感じ」で全国的な人気を得ました。多くの芸人が、お笑い芸人となるきっかけを作ったコンビであり、漫才・コントなど多くの芸人に影響を与えたお笑いコンビです。
冒頭のネタは、ダウンタウンの名作漫才のひとつ「誘拐」のネタで、2019年12月31日に日本テレビ系で放送された、年末恒例の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル! 絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」で約30年ぶりに披露されてもいます。
さて、過日のことですが、大阪府に住んでいる小学二年生の子どもが、新型コロナウイルスに感染することを懸念し、学校で配布された「子どもの人権SOSミニレター」で「オンライン授業を受けたい」と相談したところ、大阪府人権擁護委員から、「今は、あきらめて、学校でがんばってみてはどうかな」などと書かれた返事がきたという。ちなみに、SOSミニレターは全国の小中学生に主に学校をつうじて配布されるもので、相談したいことを書いて法務局に送り、悩みごとの解決を図ろうとする取り組みです。
このツイートに対し、「同じ子を持つ親として、怒りで震えた」「相談に対して『あきらめて』って初めて見た」「全然子どもに寄り添えていない」などの多数のコメントが寄せられ、リツイート数も5万回を超えるなど大きな反響を呼びました。
SOSミニレターを出すことになったきっかけは、5月半ばから分散登校が始まり、その後6月から一斉登校が始まったことだそうです。その子は、「『密』になってしまうのに、なぜ?」と感じたようです。元々、その子は定期的な受診が必要な持病があり、この状況ではより慎重になる必要があり、それを自覚しているから、密な環境になる一斉登校に疑問を持ったとのことです。
SOSミニレターに相談内容を書いて出したた、約2週間後に返事が届き、中身を読んだの子どもは、「なんでやねん」と怒ったそうです。それは、そうでしょう。子どもが自分の言葉で一生懸命書いた相談なのですが、返事は、「今は、あきらめて」ですから。気持ちを汲み取ってもらえていないと感じるのはよくわかります。
オンライン授業も、すぐには対応することは難しいとは思うのですが、「これから検討します」とか、相談に対して一方的に門を閉ざすような対応は、対応している官公庁が官公庁だけにしっかりとして欲しいと考えます。
なお、今のところオンライン授業はまだ行われておらず、その子は登校しているという。
さてさて、冒頭のダウンタウンの漫才ネタ。この漫才の導入部の松本さんのネタフリです。
松:世の中の方が怖いですよ。人間が1番怖いねん
今の世の中、新型コロナウイルス感染症は怖いですが、確かに人間が一番怖いです。
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。