頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『贖いのリミット』カリン・スローター

2020-03-18 | books
バスケットのスター選手マーカス・リッピーが起こしたレイプ事件を担当する捜査官ウィル・トレント。金と弁護士の力で立件できなかった。その選手が経営するクラブで遺体が発見された。元警官のデール・ハーディングだった。現場に大量の血液が流れており、ウィルの別居中の妻アンジーのものだと考えられた・・・

うーむ。重たいのにスピーディーな展開。ある巧妙な策略が終盤に明らかになるのだけれど、それ込みでシリーズナンバー1。

後半はアンジーがいったい何をしていたのかが時間を巻き戻して明らかになる。前半も面白いけれど、後半はさらに面白くなる。そういう意味では迷惑な女アンジーの物語だと言える。

しかし、アンジーではなくサラと付き合っているウィルの苦悩。サラの苦悩。こちらもかなり読ませる。

「母親のいない子供にかけられた呪いね。わたしたちは、自分が傷つける相手に慰めてもらおうとするんだわ」
下に少しネタバレあり。
 

今日の一曲

椎名林檎で、ジャズっぽい「丸の内サディスティック」


※以下自分用ネタバレ

別の選手ルーベンの妻ジョーはアンジーが捨てた娘。夫から暴力を振るわれている。ジョーを逃すために、アンジーは死んだ振りをし、ジョーも死んだことにする。

では、また。


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