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『PK』伊坂幸太郎

2012-04-18 | books

「PK」伊坂幸太郎 講談社 2012年(初出群像2011年5月号、7月号、書き下ろし)

2002年ワールドカップアジア最終予選、日本のエース小津は調子が悪かった。にもかかわらずPKを決めることができた。それがなぜか謎に思う人たち。大臣は過去に子供を助けた、という話が絡み合う「PK」と「超人」という中篇と、プラス書き下ろしの「密使」

うーむ。泥酔して湯船に浸かりながら読んだのがいけなかったのだろうか。オチや意味はよく分からなかった。それ以外は悪くなかったけれど。

97頁に展開される反機械化論は、経済の発達に伴う機械化は余暇を生み出すが、→それは余計なことを考える時間を生み出すことになる。考えても仕方ないことを考えているうちに、→自らの存在価値なんかを求めてしまう。→虚栄心や自己顕示欲→他人を自分と較べてしまう。→他人に羨まれる仕事をしたい→自分が努力するのはなく、他人の失敗を望む消極的な競い合い社会…というものだった。

強引ではあるけれど、考えさせられる。

では、また。



PK
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伊坂幸太郎「PK」  (読書と映画とガーデニング)
講談社2012年3月 第1刷発行215頁 未来三部作「PK」「超人」「密使」 読みながら幾度も考えましたもし、大震災の前だったら、ここまで納得して読めただろうか 3作品とも2011年3月以前に完成していたそうですあの大災害を予知するような文言が、発言者を変え、表現....
それは何なのか? (笑う社会人の生活)
小説「PK」を読みました。 著者は伊坂 幸太郎 久々の伊坂作品 今作は3つの中編の物語 どれもSF的要素があり、それは超能力や予知や・・・ 謎を絡めながら引き込まれていく 3つの話がリンクしているようで しかし はっきりしない部分もあり どこか この世界観という...