頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『国語教師』ユーディット・W・タシュラー

2019-09-09 | books
オーストリア・ミステリー。クサヴァー・ザントは作家。生徒とのワークショップに招かれる。派遣先の担当教師はマティルダ・カミンスキーだった。実は二人は昔同棲していた。しかし16年前にクサヴァーは突然マティルダのもとを去っており、その事を彼女はかなり深く根に持っている。彼女のもとを去った後彼は金持ちと結婚して子供も生まれていた・・・

これはかなり面白かった。

二人のメールのやり取りに加え、二人の過去を回顧したり、二人の生い立ちや、彼らの親の人生などを縦横無尽に組み合わせて読者を翻弄する。

読んでいくと、一番の謎はマティルダが◯◯したのかということが分かる。この謎の解決の仕方がまた巧い。一級の恋愛小説としても読める。彼女の怨念みたいなモノが物語の中心にあるけれと゛そんなに単純な話じゃなかった。


 


今日の一曲

Kan Sanoで、"My Girl"



では、また。


コメント   この記事についてブログを書く
« 『さよならの儀式』宮部みゆき | トップ | 『永遠をさがしに』原田マハ »

コメントを投稿