頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『容疑者』ロバート・クレイス

2017-05-25 | books
スコット・ジェームズは大学でアメリカンフットボールの選手だったが膝を痛め、ロスアンゼルス市警に入った。そして市警の警備中隊メトロへの配属が認められた。精鋭が集まる犯罪鎮圧部隊である。ここを通過点としてSWATを目指すことになる。メトロへの異動は週末に発令されるはずだった。深夜に相棒のステファニーとパトロールしていると、目の前で大型トラックがベントレーに突っ込み、そして銃撃が始まった。ステファニーは亡くなり、他にも遺体がいくつもあった・・・ スコットも撃たれたが一命はとりとめた。怪我の後遺症に悩まされながら、警察犬隊K9隊員として復帰しようともがいている・・・ マギーは3歳のジャーマン・シェパード。アフガニスタンで爆薬探知犬として活躍していたが、自分のハンドラー、ピートを爆弾で亡くした。アメリカに戻ったが、トラウマを抱えている・・・ スコットがパートナーに選んだのはマギー。トラウマを抱えた半端者同士。果たしてうまくいくのか・・・

ううう。マギー、マギー、マギー。かわいい。かわいすぎる。

最初はスコットに心を許さなかったマギーがだんだんと心を許していく様。たまらない。犬好きなら、悶えながら読むに違いない。いや、全国800万人の犬好きは読まねばならない。

ミステリーとしても非常によくできている。スコットたちを襲った事件は実は未解決で、スコットとマギーがこの謎に挑む。終盤、解決に向かう様は手に汗にぎる。続編の「約束」の評判がいいので、前作を読んでみたら、当たりだった。

容疑者 (創元推理文庫)

今日の一曲

犬の曲。Heidi Winzingerで、"My Best Friend"



では、また。
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