Yutaka's Room ☆ Sparkling!

☆街や地域のこと、洋服のこと、制服やランドセルのこと、少し自分のこと☆石川県白山市株式会社フクズミ代表取締役社長 福住裕

某百貨店で自分のカバンを選ぶ

2012-04-20 07:20:00 | 01 Sparkling! 自分のこと、家族のこと

 

今回の社員研修旅行中、

自分なりにいくつかテーマをもって街やお店を見て回っていたのですが、

そのうちのひとつは自分が使うカバンを見つけること。

 

これまでのカバンはほぼ毎日使っていることや、

だんだんと中に詰め込むこものが増えてきてしまったことによって、

少し型崩れがしてくたびれてきたところでした。

(その風情に愛着があっていいとも思いながら、気分を変えたいとも思ったので)

ですから今回は特にメンズのカバンを売っているお店には注意を払いながらいたわけです。

 

選考ポイントは、

1.カッコいいこと。

2.私の使い勝手にかなっていること。

私は普段カジュアルな服装をしているので、それにも合って、

また出張などのビジネスシーンでも違和感がないデザインのものがないか。

ビジネスユースはビジミスユースとして、カッコよくて重厚なデザインのものがいろいろとあり、

カジュアルなものはカジュアルなものとしていいものがあるのですが、

この欲張りなニーズに適ったものとなるとなかなかすぐには見つかりません。

 

またどんなデザインがトレンドなのかなどについて事前に調べたわけではなかったのですが、

何店舗かみているうちに気づいたことは、オーソドックスなデザインのものに混じって、

メンズでもトートバックのような形と使い勝手のものに各社が力を入れているな、ということ。

実は朝からスタッフのみんながもっているカバンを見ながら、

女性のカバンというのはなんでも投げ込んですっぽり収まるようになっていて、

とても便利そうにできているなあ、と感じていたところでした。

 

私はたまにお店で接客を受けてみることを重視していますので、

某百貨店でも店員の若い男性とやりとりしてみたわけです。

 

男性店員は一生懸命、商品の特徴を話してくれたあと、

すぐに私が首を縦にふらないいじわるな私に対して、

私がどんな視点で商品を選んでいるかに関係なく次々と違う商品を持ってきてくれます。

しかし残念ながら好みの度合いがどんどんと離れていくばかり。

実はこの時点で自分にはこれだな、と思えるものがあったのですが、話の流れのなかでこれください、といえない雰囲気だったので、一旦保留して売場を離れました。

ほかの売場をしばらく見て、またその売場に戻った頃合いには、その男性店員は他のお客様を接客中。

代わってさっき私が一度話をきいたことを知らない様子のベテランっぽい女性店員が現れて私に対応してくださいました。

 

その女性店員は私が見ているいくつかの商品を起点に会話の中で趣向を探ろうとし、

それにかなったもの持ってくるタイミングを計っているかのようでした。

そして、とうとう「これだな」と私が言えるものひとつにたどり着きました。

その百貨店の紳士カバン売場に入荷したばかりの、

ネイビー色総革メンズトート型ビジネスバッグ。

 

やはり、売れる、売れないというのは接客によってずいぶんと違うものなんだな、と思いました。私はそもそも買う気ではあったのですが、そうでないお客様との会話でお客様に興味を持ってもらうには商品の知識だけでなく、技量や懐の深さみたいなものがいるんだなと。

買った後に、いいもの買ったな、いい買い物したな、楽しかったなと感じながらエスカレーターを降りていただけるような対応ができればいいし、そうされたいのがお客様の思いだなと。

 

 

さて、昨日からこのとき買ったカバンを使っています。

しばらくはこれが相棒です。

仲良くやっていこうと思います。