Yutaka's Room ☆ Sparkling!

☆街や地域のこと、洋服のこと、制服やランドセルのこと、少し自分のこと☆石川県白山市株式会社フクズミ代表取締役社長 福住裕

県庁訪問 これからの街とお店

2009-10-23 20:45:00 | 2ndS 街のこと、地域のこと

私たち千代尼通り商店街なかまちにおいて

まちづくりハード整備の竣工が間近であることを受けて、

いま新しく企画しているイベントの件について、

本日午前、石川県庁を訪問して打合せさせていただきました。

(内容はまたあらためて)

 

企画内容や思いをご担当に説明させていただいたあと、

次のような質問を投げかけられました。

 

このような事業を通して、

今後どのようにまちづくりをすすめていく考えですか? 

 

まさにここがこれからの私たちの活動の肝です。

 

これまでの十余年は、ソフト事業の充実や店づくりなどを手掛けつつも、

電線類地中化事業を中心としたハード整備事業が

主軸となっていた感が否めません。

おそらく、外部の目、お客さまの目にはそのように見えるのではないか、

と思えるのです。

 

あらゆる事業が投資効果の大小を問題とされる昨今ですが、

私たちも世間によくあるような、街並みはきれいになったけど…

というような事態は何としても避けなければなりません。

 

おおきなビジョンがひとつの集束点を迎えている今、

新たなビジョンを明確して、メンバーで共有する必要があります。

 

いやあ、道路の工事も一段落したし、ここらで、少しいっぷくすっかあ、

では、許されないのです。

舞台が整った、本番はこれから、なのてす。

 

次のビジョンといっても、

これまでとまったく路線を変えるということではないと思います。

見直し、肉づけして、これからにふさわしいものとして再構築するのです。

簡単な例えをすれば、

なにか新しいシンボルのようなものも必要、

ということかもしれません。

  

政策も、やる気のある商店街や個店に集中的に向いてきています。

ビジョンや理念というと、

なにか難しくてやっかいな話に聞こえるかもしれませんが、

ビジョンや理念を持たないで、目標や夢を実現したり、

高みに達することはありません。

 

俗にいう、散歩の途中で富士山に登ったひとはいない、というやつです。

タバコを買いに行くつもりで家を出て、

標高3000メートル超の場所にいつのまにか着いていた、

という人はいないのです。

 

たぶん、それぞれのお店についても同じです。

シンプルで、明快、行動のよりどころとなる理念とビジョンが必要です。

 

うちは、規模を拡大するつもりもないし、

単に売上もめちゃめちゃ高くなくてもいい…

たとえ、そうだとしても。

  

身の丈に応じて、地域のお客さまに評価されれば本望だ、

というのは、立派な商売の姿です。

私もそうです。

その思いを逃げ場にすることなく、

お客さまにきちんと伝える商売をしているか、

毎日を過ごしているかを問い直してみては、と思います。

  

どうやらこのあたりが今冬から来年にかけて、

私たちの商店街の最大の課題のひとつとなりそうです。