Yutaka's Room ☆ Sparkling!

☆街や地域のこと、洋服のこと、制服やランドセルのこと、少し自分のこと☆石川県白山市株式会社フクズミ代表取締役社長 福住裕

少し古いランドセルの展示

2009-10-18 20:42:30 | 2ndS フクズミのこと

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売場のリニューアルにあわせて、

使用済みの少し以前のランドセルも同時に展示させていただくことにしました。

 

年代で比べていくとランドセルの進化がわかり、

また、良いランドセルとは、いかに丈夫に、仕立てよくつくられているかが

よくご理解いただけると思います。

 

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まずはおよそ15年前くらいのランドセル。

近所のYちゃんが使っていたものをお預かりしています。

当時として最高ランクの仕立ての総牛革。

保管状態の問題もあって、セカンドポケットはややつぶれてはいるものの、

本体マチはまったく型崩れしていません。

残念ながら冠のふちがややささくれているのは、

当時の革コーティングの限界でしょう。

今はこんなふうにならないよう技術が進化しています。

 

特筆すべきは、背裏肩ベルトに用いられているソフト牛革が

いまでもしっとりとした感触を失っていないこと。

この部分はたとえ本体がクラリーノでもやはり革に限ります。

仕立てのよいランドセルを見分けるわかりやすいポイント、

といつもお客さまにお伝えしています。

 

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そして、2つめは長男が使っていた6年くらい前のランドセル。

なんせ、長男ですから、はりきって持たせました最高級コードバン冠総革タイプ。

表面に、6年間の軌跡をあらわすキズがあっても、さすがは革の風合いです。

光沢感、質感が依然として健在のさすがの代物です。

革の表面加工技術が向上していることもわかります。 

 

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3つめは、長男のものと同時期の量販店モデルのランドセル。

同時期の商品ですから、仕立てのレベルの違いが歴然とわかります。

よいランドセルの仕立てとは…ぜひ現物でご確認ください。

 

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4つめは、4年ほど前のランドセル。

このころになるとほぼどのメーカーでもA4サイズ対応が完了して、

幅×高さとも収納できる容量が大きいものになりました。

フィットメカの採用、デザイン面での工夫などの

現在主流となっているスペックがなく、

いまのランドセルからみればベーシックなプロトタイプのようなもの。

ランドセルが年々進化していることがよくわかります。

 

お選びいただく新品のランドセルだけでなく、

こちらもぜひご来店の際にご覧いただければと思います。