Yutaka's Room ☆ Sparkling!

☆街や地域のこと、洋服のこと、制服やランドセルのこと、少し自分のこと☆石川県白山市株式会社フクズミ代表取締役社長 福住裕

学び

2008-09-15 15:32:21 | 街のこと

先日の商人×笑人倶楽部で話し合った、

「商人としての豊かな人生」についてのマンダラチャートの構成要素の2つめ。

(全員で考える方式のため、とっつきやすい要素から順不同でやってます)

 

学びの手段として、読書がイの一番の挙がりました。

得手不得手があり、好き嫌いがあり、歳をとるにしたがって目が…という意見があり、

総じて、私は勉強好きです、読書家です、という人は残念ながら少ないようです。

 

問題はやはり、読むこと自体のしんどさ、にあるようです。

一冊読み終えるのに、どれぐらいかかる?

何年越しで読み終えてないのもある。

おもしろい本は、もったいないからゆっくり読む。

一週間もかけて読むとはじめのほうは、覚えてない。など

でも、月2冊くらいは読みたいね、というのが大勢の意見。

では、実践しましょう。

 

読むのがつらい人には、最近はCD、DVDなどのオーディオ教材もあります。

私は、車の中はほとんどこれです。

ジムでも、プール以外は聞いていることが多いです。

携帯電話にパソコン経由で入れたものを、ブルートゥースのヘッドホンで聞いてます。

いい内容のCDは、何回、何十回と聞きます。聞きたくなります。

耳から情報は、慣れると一番効果的な気がします。

 

講演などは、聴きにいこうとするフットワークこそが大事、という意見もありました。

まさしくそう。なにごとも、おっくうがっては変化はありませんから。

 

最近のテレビはどうでしょうか。

あんまり見るものはない、みんなだいだい同じ意見でした。

でも、なぜだかつけたまま眺めてる人も…。

それをやめて本を読むとか、身体を動かすとか、どうですか。

よく観るものとして、旅番組や紀行もの、がっちりマンデーみたいな番組はためになる。

という感じでしたでしょうか。

 

難しいこと考えなくても、

やはりお客さまに聞くことが大事では、という貴重なご意見もありました。

商店街の仲間や同業者、取引先との情報や意見交換はとても大事なこと!

これからも積極的にやりましょう!

 

学びについて、私の私見も申し上げます。

むずかしい言い方になりますが、学びというインプットは、

いつか、何らかのアウトプットを目的とするものであるはずで、

その中間に考察を伴うもののはずです。

私が強調したいことは、

まず、第一に、学んだらこの考察という手順が大事だということ。

そして、第二にインプットの量はとにかく多いほうがいい、ということです。

 

このあたり、人によって異論があるかも、と思います。

情報過多の現代社会にあって、いかに効率的に必要な情報を入手するかが大事なのでは、と。

しかし、私の感じるところでは、

楽して得られる効果的な情報に対する志向が強すぎるのでは、と思います。

 

知りたいことがあって、一冊読んだくらいでわかったような気になるのは危険ですし、

知識の次にくる、見識とは本来、周辺のさまざまな理解からはじめて得られるものです。

 

ですから、学ぶとは、本当はまず圧倒的な量によるものであることが必要です。

取捨選択と考察を経て、そこから搾り出すようにしてアウトプットするのです。

 

昔の人は、やはり半端でなく量にあたっていました。

勉強だけでなく、さまざまな鍛錬の場において。

 

どんな仕事でもそうですが、修行時代を真剣に過ごした人はわかるはずです。

量が質に転換して、仕事人として一人前になれることを。