井戸の茶碗

突然、膀胱癌の発症を知った40男の日々の感じた事、心情を吐露いたします

入院前の検査

2012年02月08日 | 日記
2月6日(本末転倒)


入院前の検査を受ける。

心電図、採血、CT検査などをした。


16日入院、17日に手術。約二週間の入院生活との事。

いかんせん初めての入院なのでどうしたらいいのか、心構えが定まらない。


これを機会にいろいろ本を読んでみようかなと思い本屋へ行く。

普段あまり本を読まないので、とっかかりがない。

結局、談志、志ん生、小三治の本を買う。

CDを借りようかとTUTAYAに行く。

これまた定まらず、志ん朝のCDを5枚借りる。

いったい入院をなんだと思っているのでしょうか...


夜、微熱が出る(やな 予感)




2月7日(犯人探し)


熱が出る(いやな予感が的中)

前の日まで風邪の前兆がなく原因がわからない。

奥さんが妊娠中なので急いで病院へ。(移してはいけません。)

着替えをしていると足に発疹発見。

造影剤を使う時に副作用の説明があってそこに書いてあったような...

書類を見ると確率的には低いらしいが発疹が出ることがあるらしい。


病院到着。

検温すると8度5分。いい感じの熱です。

インフルエンザの検査をする。陰性。(犯人は造影剤ですよ。と 心の中で呟く)


発疹の状態を先生に診てもらう。看護婦さんが『はしか』じゃないですか?と

皮膚科の先生に発疹の状態を詳しく見てくださいと言われる。

「この年ではしかですか...悪いことは続きますね。」と 後ずさりしながら妻。

「この際、もう入院したら?」と 妻。(造影剤さん 自首してください。)


皮膚科の先生に診てもらう。

この発疹は『はしか』のものではなくアレルギー的なもので、たぶん造影剤の影響でしょう。との事(だから 言ったでしょ~)

以前造影剤を使ったときはアレルギー反応は出なかったので大丈夫かと思ったのですが。

先生の話を聞くと、前に大丈夫でも2回目3回目のときに出ることもあるそうです。(罪を憎んで人を憎まず)


その旨を主治医の先生に話す。

解熱剤を出してもらう。



原因がわかって安心した。腹もすいた。

夕ご飯を食べて薬を飲む。




2月8日(日々感謝)


熱が下がる。(解熱剤さん ありがとう)

熱が下がって、冷静になって思うのは皆さんへの感謝です。


先生は質問に丁寧に答えてもらえるし、看護婦さんも気さくでとてもいい感じ。

手術や今後の治療に関して、全幅の信頼のもとお願いしたいと思っています。


変な言い方ですが、突然血尿が出たのも何かの縁。膀胱に腫瘍ができなのも何かの縁。

今の病院を紹介されて主治医の先生・看護婦さんに診ていただけるのも何かの縁。

因果な縁ですが、早めに見つかって良かったと思いますし、何が何でも直してやろうと思います。


実際、手術をして細胞の検査をしなければ良性か悪性なのかもわかりません。

悪い方に考えればどこまでも突き進んでしまいます。

不安です。

でも、なってしまったものはしょうがない。とにかく直します。


私は昨年、結婚しました。

4月末には父親になります。

最高の一年のはずが...

身重の妻に心労をかけたくなかったので病気のことは中々言い出せずにいました。

入院前の検査が終わったら話そうと思っていました。

話したら、翌日に熱を出しました。隠し事をするからだと怒られました。


ただ、妻は私を元気づけてくれました。

本当にこの人と一緒になれて良かった。本当に。

妻と子供のためにも負けられません。


追伸  ぺヤング片手にお見舞いに来てくれた、隣のおばちゃんにも感謝 






























はじめに

2012年01月31日 | 日記
震災から年が明け、今年は日々穏やかに家族と過ごすことができればと思っていた矢先に突然事は起こった


1月5日   早朝、何の前触れもなく血尿。

1月7日   近所の泌尿器科にて診察を受ける。エコー検査で膀胱に影ありとの事。

1月11日  内視鏡検査。膀胱に腫瘍あり(約3cm)。肉片を採取し細胞検査へ。

1月17日  細胞検査の結果、悪性との事。造影剤にてX線撮影(ほかは異常なし)

1月18日  総合病院にて検査。また内視鏡検査。今後の治療について話を受ける。(2月に内視鏡手術)



以上が今日に至るまでの顚末であります。



41年間病気らしい病気をしたこともなく、突然血尿が出て、ガンで、手術。

我が事ながらまるで把握できていません。

今まで排尿時の痛みや膀胱痛など全くなく、現在も元気です。



ただとても不安です。



そんな時いろんな方のブログを読ませていただき、今後自分が向かうべき現実に対しての心構えができました。




その時その時の出来事、心情を書いていきたいと思います。

そして私と似た境遇の方が読んだ時に少しでも参考になればと。