福祉革命!

今、福祉業界は 崩壊危機に直面中。人は心で生きてます。皆さんに愛と勇気を…

今ある環境で…

2011-04-24 18:45:30 | Weblog
春光うららかな今日このごろ、皆様はいかがお過ごしですか。

理想「やりたい事」と現実「やれる事」にはギャップがあると最近つくづく感じています。
日々、理想と現実のギャップを埋めようと葛藤しながら様々な壁にぶつかり、今を精一杯生きたいと自分は思っています。
ほんの一例ですが、結婚前はキャリアウーマンと言われる程、バリバリ仕事をされていた方が、結婚後、専業主婦となり「子育て」がやっと一段落したころ家計を考え「働きたい」と職を探すものの、今度は「親の介護」でなかなか職が見つからず。ふと、一人になった時に急に虚しさを感じられた。今、置かれている環境の中で自分に出来る事を考えてヘルパーの資格を取得し、短時間の登録ヘルパーで生き生き仕事をされている女性の話を聞きました。

今、置かれている環境の中で専門職としての誇りを持ち続け自分らしさを保ちながら働くには「意識」が必要です。
仕事への誇りは時には自己崩壊される方もいます。
仕事への意識を高く持ち完璧主義を求め、今やれる事(力量)の枠を超え「やらなければいられない」と、精神的に割り切りができず、休みの日も仕事の事で頭がいっぱいになり自分を追い込んでしまう方もいます。

仕事へのプライドだけで、適当なエアーやメリハリが全くないと「人」として対人間職には不向きなのかもしれません。

理想「なりたい自分」の為に、ゆとりなく突っ走っていると、周りが見えず今という時間や目の前のお客様、そして肝心な家族さえ見失ってしまう事があるかもしれません。
福祉職には「絶対正解」がありません。
福祉職で役職がつくと、無理やり「絶対正解」を求めようとされる為に、「~であるべき」と、いう理想と不安で押しつぶされてしまう方を多く見てきました。
某福祉施設の施設長が、現場の責任者に「現場責任者は高い山を目標にするのではなく、広い奥深い湖を目標にするように」と、話をされたそうです。その話に共感しました。
高い険しい山(理想)に登ろうと、焦って、追い詰められる自分の心の狭さに反省させられました。
大きな心のゆとりを持つ事は、現実を見つめ直すきっかけになり、理想「なりたい自分」の近道の必須アイテムなのかもしれません。

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希望の季節

2011-04-11 19:01:51 | Weblog
東北地方太平洋沖地震により被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を切にお祈り申し上げます。

大震災から1ヶ月。
見上げれば、春の爽やかな空にほのかな淡いピンク色の桜花が心慮深く舞っています。
足元を見るとアスファルトの隙から力強く野草が芽を出しています。

春風が、海の潮の香り、草花の土の香り、樹木の緑の香り…様々な香りを、様々な「思い」として運んで来るような気がします。
春風が、運んでくるものが未来へ繋がる「幸」と信じたいです。

入学 就職 転勤等の新しい生活のスタートの季節。
心の揺れ動くスピードの速さに驚き、不安と緊張の連続だった懐かしい日を思い出します。
そんな、ありふれた日常や季節感の大切さを日々かみしめています。

「比較」

2011-04-08 23:05:47 | Weblog
お久しぶりのブログで申し訳ありません。

今回は「比較」をテーマに考えてみました。
「比較」というテーマ一つを上げても、皆様、様々な思いやご意見があると思います。

繊細な心の部分や人が生きるという事に「比較」は出来ないと最近痛感する事があります。

当たり前の事ですが、100人いれば100人、100通り、味覚も痛覚も様々な感覚が全て違います。だから、相手の思いを100%分かり得る事は困難だと思います。
しかし、誰もが、気持ちの「比較」を、日常でも何気なくされているように思います。

例えば「AさんよりBさんの方が辛そうで大変」等と、目に見えないものを「比較」され、話をされている事をよく耳にします。

目に見えないものを安易に「比較」される事は、無責任であり危険な発言に時として感じる事があります。

大事な心の奥にズケズケと土足で踏み込むように、いかにも「自分は相手の気持ちがわかっています」と、いったような軽率な発言に腹が立ってしまう事はないでしょうか。
当事者のおかれている状況に対して、安易に「評価」「批判」「比較」をする事により、時には、人との大切な絆や信頼を失う事もあるかもしれません。
介護の現場でも、目に見えない事を「比較」されている事がありませんか。
例えば「介護が出来る人」とは、どのような人をいうのでしょうか?
誰と何を「比較」しなんの根拠で「介護の出来る人」と言っているのかが疑問になる事が多々あります。

しかし、自分も常に自分と相手を「比較」しながら、日々を過ごしているのかもしれません。
「比較」によって、自分自身を見つめ直し、時には自分の無力さや無能さを感じ、反省する事もあります。
もしかすると、自分自身にとって「比較」する事が「無」になったら、人としての成長も「無」になるかもしれません。

「比較」という道具を使う為には「配慮」という「心」の技を磨かないと、時として鋭い武器になり相手を傷つけ、追い込んでしまう結果も有り得る事を、受け止めていきたいと思います。

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宜しくお願い致します。