木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

スジボソヤマキチョウ 羽化

2020-06-17 07:00:11 | 昆虫など
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木曽町新開      午前7時の気温   7.0℃        今朝の天気  晴れ

スジボソヤマキチョウが
6月15日に
羽化しました。


蛹化してから14日目
予想していたより
少し遅かったです。


黄色い翅が透けて
眼や赤い触角が見える
そして腹部までが
透けてくると
間違いなく次の日に
羽化するようです。


頭の部分から
胸にかけてが
最初に割れ始めます。

(2020.6.15 AM8:48)

ぐっーと力強く
脚で蛹の皮を
押し開いているようです。




半分ほど体が出ると
あとはスムーズです

(8:50)

蛹から体が出ると
まず最初に
することがあります。


それはおしっこ
幼虫時代と体の仕組みが
まったく違います
体内の不要なものを
すべておしっことして排出
どの蝶でも
同じことをします。


割れ始めてから
体がすっぽり出るまで
およそ2分。


ここからが大変です
体液をポンプのように
翅脈に送り込みます。

(8:51)

腹部をあげたり
下げたりしながら
いきんでいるように
感じます。

(8:54)

この時
自然界では
天敵に襲われたり
強い風も吹きます。

(8:56)

落下してしまえば
翅は伸びることなく
縮れたままになり
飛べなくなります。

(9:05)

か細い4本の
脚が命綱です。
(6本ありますが前脚はたたんでいます)

(9:06)

ほぼ翅が
伸び切るまでに約18分
かかりました。


普通
アゲハチョウなどは
この後3~4時間で
飛び立ちますが
この子は次の昼過ぎまで
このままの状態でした。


これは
スジボソヤマキチョウの
特性なのかは不明
今日も1頭羽化予定です。