「叫びたし寒満月の割れるほど」2008

5月20日~6月23日までの「福岡事件」再審請求キャンペーン
情宣のための臨時ブログです

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11日の横浜から(1)

2008年06月13日 | キャンペーン
 11日、横浜中央YMCAで開催されたイベントに、わたくし(レイランダー)が参加してきました。ごく簡単にではありますが、取り急ぎ報告させてもらいます。

* 
 まず9階チャペルでの展示イベント。チャペルの壁際にびっしりと福岡事件および再審運動の解説パネル、西さんの遺品、古川泰龍師の書が並べられていました。解説文には、福岡事件について十分勉強したつもりの僕でさえ、「あー、そうなんだ!」と気づくこと、勉強し直さなきゃ、と思うことががいくつかありました(後の学習会ではなおさらありましが)。
 西さんの遺品、とりわけ仏画は、やはり実物を間近で観ると、いっそう胸に迫ってくるものがあります。浄土というものは、やはり人の心の中にあるものなんだな、しかも、あらゆる人の・・・・そうしたことが、静かに、素直に伝わってきます。
 一方で、獄中での日記、開かれた1975年6月のページが目に入ってきます。精緻を極めた仏画とは打って変わって、チマチマとした、達筆とは言い難い走り書きの、事務的な書きつけ。17日だけが空白になっています。その空白のあっけなさは逆に、それまでの淡々とした一日一日が、今の私達の一日一日と同じ重さを持っていたことを、今さらながらに、当たり前ながらに、思い知らせるものです。
 本で読んだり、Webで観たりする以上の感動があります。ぜひ多くの人に観に来てもらいたいと思いました。
 ちなみに会場では関連書籍の販売のほか、福岡事件再審請求を伝えるニュース等、テレビ放映された映像をまとめたビデオも資料の一つとして観ることもできます。

 午後5時から、同じ9階の教室に場所を移して、学生の会主催の学習会が行なわれました。参加者は学生が中心で、関東学院大・法学部の宮本弘典教授のゼミ生ほか、フェリス女学院・国際交流学部の学生さんたちなどでした。
 まず最初に福岡事件の貴重なビデオ資料を観覧し、後に西南学院大学の米盛勇人君が講師役を務めて事件を概括し、再審の争点などを話し合いました。
 その中で、部分部分で的確な助け舟を出され、質疑応答を円滑にコーディネートしてくれたのが宮本教授です。宮本教授は中世の拷問・刑罰についての専門の研究もある方なので、その観点から語られる日本の警察・司法の問題性(─たとえばいまだに自白偏重であること)ということには、非常な説得力がありました。福岡事件は、決して過去の問題ではないということが、(やや背筋が凍るくらいに)実感できた、という感じです。
 宮本さんは14日東京のイベントでも、シンポジウムのコーディネーターを務めていただく予定です。

 学習会の後、再びチャペルに戻って、鯉沼廣行さん、金子由美子さんによる横笛のコンサートを堪能しました。
 キリスト教のチャペルで、和服姿のお二人の和楽器に耳を傾ける、しかも周りは仏画や書画で埋まっている(笑)という不思議なアンサンブルの中で、しかしその中心に水のように流れているのは(YMCA横浜の岩邉館長が挨拶で述べられた通り)「いのち」のしらべでした。竹の空いた穴から漏れた風が空気を振動させ、しらべを伝えるように、西さんの思いも古川泰龍師の思いもそこにあって、空気を揺らしていました。
 それにしても鯉沼さん、金子さんの落ち着いた物腰や、肩肘張らない自然なMCは、笛の演奏と同じくらい、心地良く、味わい深いものでした。本当にその立ち居振る舞いを観るだけでも、価値があると思わないではいられません。14日東京で、またお二人を観ることができるのが、今から楽しみです。

*
 横浜イベントは12日を持って無事終了です。参加者・出演者の皆さん、そしてお世話になりまくりでしたYMCA横浜中央の岩邉さんに、謹んで感謝を述べさせてもらいます。一人で会場の設営におおわらわだった古川さんも・・・まだまだ古川さんのお仕事は終わりませんけど。
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