福岡事件再審運動キャンペーン「私はわらじがぬがれない」

開始から55周年を迎える「福岡事件」再審請求運動
毎年各地でおこなわれるキャンペーンのためのブログです

10月22日 広島 広島女学院大学

2013-11-19 23:46:54 | 日記
ご無沙汰しています。
   キャンペーンも無事に終わり、これからのことを考えている方も多いのではないでしょうか。
   そんななか、キャンペーンの様子を振り返るかのように、ご報告をいただきましたので紹介します。

10月22日 広島 広島女学院大学

10月22日、広島で行われたキャンペーンについて
遅ればせながら若干の感想を記したいと思います。

広島女学院大学で催された講演会。とても大盛況だったように思います。
講演会終了後も興味を持って下さった学生さんたちと一緒にみんなで感想を述べあい、
また、各人が福岡事件あるいは刑事司法制度の問題などについて
それぞれの立場を越えて一人の人間として考えられた非常に有意義な時間だったと思います。

わたしたちが普段、何気なく過ごす日常の中で、本当につらい思いを経験されている人もいる。
今回のキャンペーンではアメリカのケースをきっかけとして日本の福岡事件に焦点をあわせようとしました。
でも、現在、なかなか福岡事件を取り扱う意義は理解されないし、
「アメリカは大変だね」「いまの日本は大丈夫だね」という、
まるで「他人事」のような思考や何か固定観念のようなものがまざまざと存在します。

それは、今までの良き日常を誰にも壊されたくないし、
あえて自ら壊してみようなどとは到底考えず、
様々な歴史やいま起きている問題に対して目を背けようとする行動に繋がります。
見たくはないものから逃げようとするのはある意味賢明な判断だともいえます。
ただ、少しだけでもそこに触れようとすると、それだけで自分の盲点が開けたようで
その感覚を味わうだけでもとても有意義だと思います。それって、≪楽しい≫ことだと思うけどな……。

いつも≪楽しい≫ことを求めている上山浩一でした(笑)