福岡事件再審運動キャンペーン「私はわらじがぬがれない」

開始から55周年を迎える「福岡事件」再審請求運動
毎年各地でおこなわれるキャンペーンのためのブログです

11月1日 神戸 ギャラリー葉月

2012-11-04 19:13:30 | 日記
一ヶ月の充電期間を経て,神戸での古川回顧展が始まりました.
  早速,ギャラリー葉月でのブログに取り挙げていただきましたのでご紹介しますね.


ギャラリー葉月から「『月もひとりか』古川泰龍回顧展」
http://galleryhazuki.blog99.fc2.com/blog-entry-390.html

また,毎日新聞でも神戸での様子が掲載されましたのでご紹介します.

故・古川泰龍さん書道展:「福岡事件」支援の僧侶、
再審運動への思い書に 信念や優しさにじむ−−6日まで神戸 /兵庫
http://mainichi.jp/feature/news/20121103ddlk28040307000c.html

終戦直後に福岡市で起きた「福岡事件」の再審支援運動に生涯をささげた僧侶、
古川泰龍さん(故人、00年に80歳で死去)の書道作品や活動の様子を紹介する
回顧展が、神戸市中央区小野柄通7のギャラリー葉月で開かれている。
活動を引き継ぐ長男の龍樹さん(52)=熊本県玉名市=は
「再審運動に懸けた父の思いに触れ、冤罪について考えてほしい」と話している。
6日まで。【井上卓也】

1947年に中国人ら男性2人が射殺された事件で、
軍服取引に絡む計画的な強盗として計7人が逮捕された。
首謀者とされた西武雄・元死刑囚は無罪を、
実行役とされた石井健治郎・元死刑囚は「正当防衛の誤射」と主張したが、
56年、強盗殺人罪で2人の死刑が確定。
5度の再審請求が退けられ、
75年に石井元死刑囚は恩赦で無期懲役となった一方、
西元死刑囚が同じ日に死刑が執行された。
石井元死刑囚は89年に仮釈放になり、08年に死去した。

受刑者を精神面で支える教誨(きょうかい)師だった泰龍さんは
52年、2人の元死刑囚と出会い、訴えを聞くうちに事件に疑いを抱いた。
資料調べ、関係者への面会などを繰り返した末に無実を確信し、
61年に再審運動を開始。私財をなげうち、
全国を歩いて再審を求める署名を集め、無実を訴え続けた。

展示では運動の歩みを紹介するパネルや、書家だった泰龍さんの作品が並ぶ。
「心」「花」といった力強い一字や、好きだった宮沢賢治らの言葉など、
作品からは泰龍さんの信念や優しさがにじみ出ている。

3、4日は午後2時から映像上映などもある。
問い合わせは同ギャラリー(078・221・0303)へ。