福岡事件再審運動キャンペーン「私はわらじがぬがれない」

開始から55周年を迎える「福岡事件」再審請求運動
毎年各地でおこなわれるキャンペーンのためのブログです

関東学院大学 シンポジウム「死刑の倫理を問う」のお知らせ

2016-02-21 19:53:31 | スケジュール
2016年キャンペーンの始まりといたしまして
   関東学院大学法学部法学研究科主催のシンポジウム「死刑の倫理を問う」に
   生命山シュバイツァー寺代表・古川龍樹さんが講演をすることが決まりました。

   講演会では袴田事件・袴田秀子氏及び袴田巌氏(予定)や
   被害者と加害者の出会いを考えるOCEAN代表原田正治氏と共に
   日本における死刑状況について議論を深める内容となっております。
 
   日時:2016年2月27日(土) 14:00~17:00
   場所:関東学院大学 関内メディアセンター

   詳細につきましては、関東学院大学HPをご覧ください。
   http://univ.kanto-gakuin.ac.jp/main/events/2016020201.html
   皆様のご参加をお待ちしております。

西武雄さん遺品展+シュバイツァー博士記念講演会のお知らせ

2015-10-20 21:32:50 | 日記


エジディオ共同体との企画の後に、西武雄さんの遺品展及び
   その期間中にシュバイツァー博士記念講演会を順次おこなう予定でおります。

○西武雄さん遺品展「叫びたし寒満月の割れるほど」
 日時:10月26日(月)~10月30日(金)
      26日13:00~18:00/27日11:00~18:00
      28日11:00~18:00/29日11:00~17:00
      30日11:00~15:00 ※時間にご注意ください
 場所:衆議院第二議員会館 地下一階第五会議室 入場無料
      (入場の際は受付にて入館希望をお伝えください)


○シュバイツァー博士没後50年「生命の畏敬」100年記念講演会
   ~博士のご令孫クリスティアーネ・エンゲル女史を迎えて~

 日時:10月29日(木)
     18:00開場 18:30開会
 場所:YMCAアジア青少年センター九階国際ホール 前売1700円/当日2000円

詳細につきましては、冒頭にアップしましたチラシをご覧ください。

10月22日(木)・24日(土) 共に死刑を考える国際シンポジウムのお知らせ

2015-10-19 21:17:44 | 日記
今年も生命山シュバイツァー寺とイタリアのエジディオ共同体との合同企画がおこなわれます。

  

今年は、福岡事件でも過去ゲストにお迎えしましたトシ・カザマ氏に基調講演をお願いし、
他方、日本における冤罪事件の困難な現状にも焦点を当てることで、
世界の死刑廃止の潮流の中で取り残されている日本の死刑制度のありかたを考えます。

会の詳細につきましては、冒頭にアップしましたチラシ
またはエジディオ共同体日本支部のHPにてご確認ください。

皆様のお越しをお待ちしております。

6月28日 東京 水道橋YMCAアジア青少年センター

2015-07-06 00:54:13 | 日記
遅くなってしまいましたが、東京講演会のご報告をいたします。

  

6月28日(土)福岡事件キャンペーン東京集会がおこなわれました。
天気にも恵まれ、梅雨の晴れ間太陽の日差しが眩しいなか、
多くの方にご来場いただきました。この場でお礼申し上げます。

さて、東京会場では二部構成で第一部梅雨忌と題し西武雄さんの40年法要を執り行い、
鯉沼廣行さんと金子由美子さんの篠笛献曲もしていただきました。
第二部では「私もわらじをぬがれない」というテーマで
2年ぶりに来日いただいたジョージ・ケインさんと
関東学院大学の宮本弘典教授に講演をしていただきました。

ジョージさんからはアメリカでの現在の死刑廃止状況をお話しいただくのと同時に、
この死刑廃止に至る議論の中で見出された「真実」
すなわち、刑事裁判において誤った判断を下す可能性があり
その誤りを認め改めなければ前進することはありえないという刑事訴訟の前提を
もう一度考え巡らせなければならず、その犠牲になった冤罪被害者及びその家族の
苦しみを思うとその歩みを止めることはできないといったお話しだったと思います。

続いて宮本先生からは、ジョージさんの「誤った判断を下す可能性」という話に引きつけて
刑事法の原風景でもあるドイツ刑事法改革、魔女裁判からの脱却から始まる改革の歴史
を紐解きながら、現行刑事訴訟法の使命が無辜の発見にあることを再確認したうえで
福岡事件が抱える問題や、今後福岡事件のみならず他の冤罪事件と協働して
目指すべき道筋の一端を示していただいたように思います。

濃密な講演内容をこんなにも簡略化してしまって非常に恐縮なのですが、
お二人のお話を拝聴して、福岡事件が孤立無援で絶望的状況であるというのでは
決してなく、登壇していただいたジョージさんや宮本先生、そして数々の支援者の皆様で
もっと希望をもって再審運動をやっていけるんだと感じられたのが嬉しかったです。
あと、お二人の福岡事件に対する想いが熱くて熱くて。
宮本先生の講演の熱さは、お越しいただいた方なら十二分にご存じかと思います。
ただ、ジョージさんは逐語通訳を挟んでいた分、
熱さは伝わりづらかったかなと感じています。

なので、最後にジョージさんの熱い思いが伝わるエピソードを一つ。
私は講演会前日から古川さんやジョージさん達と行動を共にしていたわけですが、
宿泊所に到着した時点で、古川さんが疲労困憊から部屋に戻られてしまい
私とジョージさんの二人でホテルのラウンジにて三次会を開きました。
ただ、非常に残念なことに私は英語勉強中、ジョージさんは日本語が分からず
お互い簡単な英語やジェスチャーでやり取りするしかない状況でした。
話はその日行ったカラオケのことから、ジョージさんがカラオケを愛してやまないこと、
今回来日されて京都から東京までカラオケに行く暇がなかったことに至りました。
私から「来日してこれまでカラオケに行けなくて残念でしたね」みたいな
英語を話した直後、急に涙ぐむジョージさん。
とにかくびっくりして硬直してしまっている私に、ジョージさんは
「西さんや石井さんは本当に残念だったね」
「西さん石井さんと古川家との信頼関係をみていると凄いことだと思う」
というようなこと、恐らく、お話しされていました。
実はもっとお話してらしたのですが、よく分からずとにかく困った顔で聞いていました。
このエピソードは笑い話であるのですが、
ジョージさんがこんなにも福岡事件のことを想ってくださるのかと
今になってしみじみ感動しています。

6月25日・26日 東京 参議院議員会館

2015-06-30 21:18:48 | 記事など
議員会館での講演会の様子が掲載されていましたのでご紹介します。

冤罪福岡事件、西・元死刑囚の日記見つかる
http://www.data-max.co.jp/150629_ymh_02/


6月28日 東京水道橋

2015-06-30 21:05:43 | 日記
6月28日の東京の会も無事に終わりました。
   お越しいただいた多くの皆様に感謝申し上げます。

   ジョージさんも昨日成田空港から出発されて、
   無事に帰途についたとの連絡を受け安心しました。 

   報告はこれから作るので、手元にある写真のみアップ。

           
①ジョージさんの偏食っぷりに脱帽 ②③28日講演会の様子 ④講演会後の二次会
            
⑤⑥二次会後集合写真の様子 ⑦三次会(この日は五次会まであった) ⑧翌29日天丼に感動する
 
⑨空港にてジョージさんにお土産ゲイシャカツラを渡す

6月21日 玉名 梅雨忌

2015-06-22 21:10:30 | 日記
昨日の玉名での梅雨忌について新聞に掲載されましたのでご紹介します。

福岡事件:西・元死刑囚法要 遺品紹介も 玉名 /毎日新聞
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20150622ddlk43040245000c.html

   ジョージさんの帰国まで今日で残り一週間!
   秋山君の報告にもありましたが、彼が語りたいことは多く計り知れません。
   帰国までに彼の語りたいことを全部引き出せるよう頑張っていきますよー

6月14日・15日京都大本及び6月16日東京日弁連

2015-06-20 23:30:02 | 日記
新聞記事に報告が追い付かず、時系列が逆になってしまいましたが
   6月13日京都大本から6月16日東京日弁連まで、キャンペーンに同行してくださった
   関東学院OB秋山君にインタビューしましたのでご紹介します。

    
※写真は6月16日東京日弁連の様子です

   

Q今回は4日間京都・東京とキャンペーンに同行してくださったと聞いています。
 この4日間の日程ではどのようなことがなされたのですか?

 最初の6月12日はジョージ・ケインさんの来日日でしたので、
成田空港にて待ち合わせそのまま彼とともに関西国際空港に向かい、
関西空港から大本の木村さんに送っていただき、
翌13日に同綾部・梅松園にて古川さんと合流しました。
14日には同綾部梅松園付近にて大本の月次祭(ツキナミサイ)に併せて講演会が催され、
亀岡・天恩郷に移動し、大本の皆様からジョージさんの歓迎会+古川さんの講演会が催されました。
15日はジョージさんの観光日として亀岡の近くにある嵯峨野トロッコ列車や京都ならではの仏閣を観光。
16日に東京へ向かい日弁連主催のシンポジウム「福岡事件を通して死刑制度を考える」に出席しました。

Qそうするとジョージさんの来日からずっとそばにいたことになりますが
 2年ぶりにお会いした彼の様子はいかがでしたか?

 彼の快活さは健在でしたが、成田に到着したばかりのときは時差ボケで流石に大変だったようです。
でも次第に調子を取り戻し、前のように周りを楽しませたりしていました。
講演会でも大本での講演ではジョージさん自身が福岡事件に携わった経緯を中心、
日弁連での講演ではアメリカの死刑廃止の議論を中心とその場所ごとに話す内容を変えていました。
恐らくジョージさんなりに話したいことが沢山あるけれども、
限られた時間内で適切な話題を抜粋してお話しされている印象を受けました。
今後の講演会でどのような話が出てくるのか楽しみです。

Q今回のキャンペーンで初めて日弁連主催の講演会が組み込まれたわけですが、
 先にありました日弁連の講演会の様子を詳しく教えてください。

 講演会ではまず古川さんから福岡事件の説明がなされ、
西・石井元死刑囚とシュバイツァー寺の邂逅、そして現在も「わらじがぬがれない」の精神の下、
連綿と続くシュバイツァー寺の再審運動の様子が講演されました。
ジョージさんからは先に挙げたアメリカでの薬物による死刑状況の変転、
粗悪な薬物による死刑執行に喚起され議論が巻き起こっている状況から
死刑廃止に向かって進んでいる…おおまかにこのような話がなされたように思います。
最後、宮本先生から旧刑事訴訟法から戦時刑事特別法への変遷、
そして戦時刑事訴訟法の問題点を色濃く残す現行刑事訴訟法についてお話しされていました。
驚いたのは、日弁連主催ということで弁護士の方の参加だけかと思いきや
一般の方のご参加も多かったという点です。
限られた告知期間ではありましたが、福岡事件と聞いて来てくださる方が
こんなにもいることを頼もしく感じました。

6月17日 福岡 大名町カトリック教会 西武雄さん法要

2015-06-18 00:12:01 | 日記
昨日の福岡の様子が掲載されましたのでご紹介します。

福岡事件・西武雄さん処刑40年法要、再審キャンペーン始まる
http://www.data-max.co.jp/0618_ymh_1/

   記事には詳細に当日の様子が記されていますが、
   「生きている者の命のつながりと、奪われた命のつながり」という一節に心奪われました。

   生きている人との共感も難しいのに、
   ましてや既に亡くなった方との共感はさらに困難なものでしょう。
   今回の遺品展前からおこなわれていたシュバイツァー寺の皆様の遺品整理・保存作業について、
   古川さんはこの作業を「西さん達の想いに寄り添う作業」とおっしゃっていました。
   こうしたプロジェクトの成果である遺品展、
   皆様にご覧いただきながら少しでも西さんの「想い」を知り、
   そして彼の「想い」に思いを馳せ、共感につながればと考えております。
   
   さて、大名町カトリック教会では明日19日まで遺品展、
   翌日20日は13:00から講演会を予定しております。

   福岡での残された時間は短くなっておりますから、
   こぞってのご参加をお待ちしております。

6月10日 神戸学院大学ポートアイランドキャンパス

2015-06-11 17:09:40 | 日記
キャンペーン第一日目、神戸学院での講演会の様子が新聞に掲載されましたのでご紹介します。

福岡事件:死刑執行40年 冤罪・再審考える講演会 神戸できょう 西元死刑囚の生涯、支援者ら語る/毎日新聞兵庫版
http://sp.mainichi.jp/area/hyogo/news/20150610ddlk28040428000c.html

福岡事件:生の声、心に響く 神戸で講演/毎日新聞兵庫版
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20150611ddlk28040448000c.html

キャンペーンも始まったばかり…
毎年のことながら、今年は特に各会場とのやり取り等の準備に手間取り
皆様への告知が遅くなってしまったことお詫び申し上げます。

こうした余裕がないほど、実はパニック状態での出発のため
これから講演が開かれます福岡・浜松・東京は古川さんの負担が非常に大きくなってしまうかもしれません。

どうぞ、お近くに住まわれている方でお時間がございましたら、お手伝いのほど切にお願いいたします。