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食欲と性欲~女脳の特性

2013年02月06日 | 脳と食べ物
[脳・食・健康・DIET] 講座(No.332)


なぜ、女脳は「食欲と性欲」が
一体となっているのでしょうか。

女脳のX性染色体の遺伝情報に、
「食欲と性欲」の満足の機能を
共存させる指令が刷り込まれているのです。

女脳は、性的(エストロゲン)な不満を、
甘味(ブドウ糖)によって
代償的に代替できることを示唆しています。

食欲は「個体維持本能」であり、
性欲は「種保存本能」です。
「欲」も「本能」も、
ヒトの種の繁殖に不可欠な要素です。

種を保存するためには、
母体が保持されていなければなりません。
母体があってこそ、種の保存ができます。
この二つの機能は近接してつながっていないと、
種の繁殖ができません。

男脳は、種をまく性ですから、
食欲と性欲は別々になっています。

このように、女脳の特性とは
ヒトの種の繁殖・繁栄のための
システムであると考えています。
ですから、イライラや不安、欲求不満、
ストレスなどが生じた時、
「サンマ(蛋白質・脂質)は食べない」
のは当然なのです。

女脳が「甘味(ブドウ糖)を求める」摂食行動は、
男脳にはない女脳の生物学的な特性だと考えています。
この特性は、人種に関係のない
全世界の女脳の普遍的な特性です。

「甘いものは脳に悪い」という
珍説を唱える人がいますが、
真実は、「甘い物は脳に良い」のです。

「甘い物は脳に悪い」と聞いた男性が、
自宅で甘い物を食べている奥さんを見て、
「甘い物を食べているから、頭が悪いのだ!」
などと、間違ったことを言っていないかと、
他人事ですが心配になります。

もしも、甘い物を食べて脳が悪くなるのなら、
全世界の多くの女性は
脳が悪くなっていることになります。
そのような事実はありませんので、
珍説に惑わされないようにしてください。


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