福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

地蔵菩薩三国霊験記 2/14巻の8/16

2024-06-28 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 2/14巻の8/16 八、海藏上人建立の地蔵の事 伊豆の國大島郡は海岸孤絶の所、激浪滔々として禽獣不通の境なり。彼の島の西南に一の霊地あり。上古に役行者飛び来たり栖玉ひけるとぞ。然るに嵯峨天皇の御宇弘仁の比(ころ)俄かに行者一人出現し玉ふ。海藏上人とぞ申しける。始めて爰に来たり玉ひて山を開き草創し一宇の伽藍を建立して本尊は通身の地蔵菩薩を安置し奉る。靈仙窟宅霊験無双の道場所 . . . 本文を読む
コメント

今日は浄厳遷化の日。

2024-06-27 | 法話
今日は浄厳遷化の日。以下密教辞典等に依ります。浄厳は元禄十五年1702六月二十七日遷化、64歳。妙極堂、瑞雲道人。湯島霊運寺(真言宗霊雲寺派総本山)開基。新安流祖。河内の人。10歳で高野山に登り検校雲雪に出家、釈迦門院朝遍に密教を習い、17歳南院良意に中院流受法。18歳、実相院長快に両部灌頂を受ける。20歳良意から安流の許可、23歳で伝法阿闍梨となり安流の正嫡となる。延宝三年仁和寺顕証から廣澤流を . . . 本文を読む
コメント

今日は一休禅師の師である華叟宗曇遷化の日

2024-06-27 | 法話
今日は一休禅師の師である華叟宗曇遷化の日。華叟宗曇は室町時代の臨済僧。播磨国の人。8歳にして大徳寺の徹翁義亨の室に入り,14歳で出家,次いで徳禅寺の言外宗忠に参じ,拈華微笑の公案により印可を得た。大徳寺等の大寺の住職をよしとせず、近江堅田の祥瑞庵に住し,のちに大徳寺派の主流派となる養叟宗頤,一休宗純を生む。後花園天皇から大機弘宗禅師号を賜号。正長元年1428、六月二十七日77歳で遷化。遺偈は「滴水 . . . 本文を読む
コメント

今日はヘレンケラーの誕生日です

2024-06-27 | おすすめ情報
今日はヘレンケラーの誕生日です。ヘレンケラーは1880年6月27日、アメリカ合衆国のアラバマ州タスカンビアで南部の名家の家に誕生。1歳半で髄膜炎に罹患聴力、視力、言語を失います。ヘレンケラーは長じて自分の使命が障害者の救済にあることを自覚し著述や講演を精力的に行い1964(昭和39)年9月14日に米国で最大の名誉である「自由勲章」を授与されています。昭和12年には来日し、日比谷公会堂で両手両足のな . . . 本文を読む
コメント

聖徳太子頌徳文(森鴎外)

2024-06-27 | 法話
「聖徳太子頌徳文 皇國文明啓發ノ先覺技藝外護ノ恩師 上宮聖徳太子ノ尊前に畏み惶みて申さく抑太子は天賦英明の資を以て上は堯天舜日の化を翼賛し下は田甲戸丁の業を扶植し給へり。憲法を制定し以て政道の規範を萬世に垂れたまへり。強大なる隣邦に交るに皇國の尊厳を保ち辭令の厳明なる千載の下為政者をして襟を正さしめ給へり。教寺を開て佛典を講説し國社を定めて神道を闡明し(日本書紀卷第廿二・推古天皇十五年二月「戊 . . . 本文を読む
コメント

今日はお大師様が求められて劉希夷の詩集四巻を奉納された日です。

2024-06-27 | お大師様のお言葉
今日はお大師様が求められて劉希夷の詩集四巻を奉納された日です。今日弘仁二年811六月二十七日はお大師様(38歳)が求められて劉希夷の詩集四巻を奉納された日です。「劉希夷が集を書して献納する表」「劉希夷が集四巻、本を副えたり。右、伏して小内記大伴氏が上宣を奉って書取して奉進す。ただ恐らくは久しく揮翰を韞つつんで筆意に勝はず。強ひて書して空しく珍紙を汗すことを免れざるをことを。王昌齢が詩の格一巻、これ . . . 本文を読む
コメント

今日は疫病退治に神輿を作り仁王経をあげた日。

2024-06-27 | 法話
今日は疫病退治に神輿を作り仁王経をあげた日。「本朝世紀」「正暦五年994六月二十七日」「疫神の為に御霊会を修す。木工寮修理職神輿一基を造り、北野船岡山の窟に安置し、仁王経の講説を行はしむ。城中の人、伶人を招き音楽を奏す。此れ朝議に非ず、巷説より起これり。」今宮神社のホームページには「この時、京中の老若男女は挙って神輿に供をし船岡山へ登り、綾傘に風流を施し囃子に合わせて唱い踊り、病魔のよれる人形を難 . . . 本文を読む
コメント

地蔵菩薩三国霊験記 2/14巻の7/16

2024-06-27 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 2/14巻の7/16 七、小松寺蔵明の事 奥州小松寺に蔵念坊と白す沙弥あり。是は良門の苗裔なり。抑々此の良門(平将門の孫)と申すは金泥の大般若経を書寫し供養したりし人なり。業の招所一子のなきことを哀れみ諸の佛神に祈求し申しける。一時妻女の夢に小僧来たりて宿を假玉ふ、吾は是地蔵菩薩なり且くとの玉ふほどにあまりの喜しさに懐を開きて待つと思へば夢覚て頓て孕給ふ。月の廿四日に當りて . . . 本文を読む
コメント

毎月27日は仏壇の日です。

2024-06-27 | 頂いた現実の霊験
毎月27日は仏壇の日です。これは天武天皇が白鳳14年(西暦685年)の3月27日、「諸國家毎に佛舎(ほとけのみや)を作り、即ち佛像と経とを置きて礼拝供養せよ」との詔を発した(『日本書紀』)のにちなみ全日本宗教用具協同組合が制定したようです。以前、「宮尾すすむの日本の社長」という番組がありましたが、この中で宮尾氏が「取材した会社の中には既に倒産したところもある。しかし繁栄が続いている社長の共通点は、 . . . 本文を読む
コメント

今日は請雨の為に紫震殿で大般若経転読

2024-06-26 | 法話
三代実録 / 元慶四年(880)六月廿六日戊申条「廿六日戊申。七十五僧を延て、紫震殿に於いて 三日を限り大般若経を転読す 請雨也」(天皇は陽成天皇。藤原基経との確執や、奇矯なふるまいが多いとか言われる天皇ですが、このように民の為に請雨を行っているのは当時の天皇の心根の深さが推し量られます。紫震殿は内裏の正殿。天皇元服や立太子礼、譲国の儀、節会などの儀式が行われ、のちには即位礼の舞台ともなった。まさ . . . 本文を読む
コメント

今日は疫癘を消す為に臨時に仁王会を修した日

2024-06-26 | 法話
扶桑略記・昌泰一年898 六月二十六日 に「疫癘を消す為に臨時仁王会あり」(仁王会は通常正月に修せられていました) . . . 本文を読む
コメント

今日は真盛に慈摂大師号が勅諡された日

2024-06-26 | 法話
明治16年1883、6月26日真盛(天台宗)に慈摂大師号を勅諡(「皇室 の 神 仏 分 離 と そ の 後 の 仏 教、辻岡健志」より)真盛は室町時代の僧。天台真盛宗の開祖。比叡山西塔・慶秀のもとで 20年あまり修行。天台の伝灯法師位。その後源信の旧跡,西教寺を再興して説戒念仏の道場とし大衆を教化した。また後土御門天皇に円頓戒を授け,足利義政らを指導。諡号は円戒国師(永正三年1605),慈摂大師( . . . 本文を読む
コメント

今日は第九十三代後伏見天皇御出家の日

2024-06-26 | 法話
「本朝皇胤紹運録」(第九十三代後伏見天皇)「元弘三年(1333)六月二十六日、御落飾。法名理覚。御戒師座主慈道法新皇。」)   . . . 本文を読む
コメント

後花園天皇も飢饉時に足利義政を御指導

2024-06-26 | 法話
後花園天皇も室町時代の飢饉で足利義政を指導されています。第百二代後花園天皇は室町時代・応永二十六年(1419年)~文明二年(1470年)。北朝・崇光天皇の曾孫。長禄三年(1459年)旧暦8月に台風が直撃し、賀茂川が氾濫して多数の家屋が流出し、数え切れないほどの死者が出たほか、飢饉がより深刻化した寛正二年(1461年)には、大量の流民が市中に流れ込み事態はより悪化した。同年正月の京都にはすでに乞食が . . . 本文を読む
コメント

今日は東洋学の泰斗内藤湖南の命日です。

2024-06-26 | 先祖供養
今日は東洋学の泰斗内藤湖南の命日です。 湖南は昭和九年1934六月二十六日67歳で没し京都東山の法然院に葬られています。 「弘法大師の文藝」や「慈雲尊者の学問について」を著すなど仏教にも相当造詣が深い方でした。当方も学生時代秋田出身の哲学者の先輩から学問の深さを教わりましたがその時初めて湖南の名前を聞きました。 . . . 本文を読む
コメント