福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

高野山参拝報告

2008-10-07 | 定例会のお知らせ
福聚講からの参加者:高原、岡村、菊池、高橋、谷口、中塚、細田、鈴木温
1日目
夕刻、高野山駅で集合、マイクロバスにて奥の院へ(白衣を着用)。
各自で持参したご先祖の塔婆を参道の「水かけ地蔵尊」にお供えして供養。欠席された方の塔婆も高原さんが供養されました。
弘法大師ご廟にて、ご真言とご宝号を唱える
マイクロバスでお世話になった中本名玉堂へ、参拝記念品を各自購入
普門院にて精進料理の夕食(般若湯を少々)
入浴後、本堂にて夜のお勤め

2日目
06:30本堂にて朝のお勤め
07:15朝食
08:00秋季庭儀結縁灌頂三昧耶戒を参観
09:15総本山金剛峯寺参拝
10:30金剛界結縁灌頂
12:00壇上伽藍を順次参拝(ご真言を唱える)
12:30霊宝館参拝(有志)
13:40中本名玉堂にて昼食(般若湯を少々)
14:30バスにて出発
15:29ケーブルカーで高野山駅を出発、特急「こうや」で大阪へ

高原さんにご指導をいただいたことにより、漫然とした参拝になることなく、充実した2日間でした。奥の院の石畳の私語厳禁、ろうそくのもらい火をしない、など、これまで知らずにいたことが大変恥ずかしく思われます。この貴重な経験を日常生活に生かすとともに、さらに講のみなさまと精進を重ね、またお山に登る日を楽しみにしています。ありがとうございました。

ここまでの報告 鈴木(温)

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「結縁灌頂について

灌頂は5種類に区別される(五種三昧耶、「大日経秘密曼荼羅品」)。

第一三昧耶は曼荼羅を遠くから礼拝供養させる。第二三昧耶は結縁灌頂のことで曼荼羅壇に入って投華得佛、有縁の尊号、印真言が授与される。第三三昧耶は受明灌頂、第四三昧耶は伝法灌頂、第五は秘密三昧耶。

このうち結縁灌頂は略出経に「一切衆生を悉く救わんがため、その器たると否とを論ぜず、尽く引入せしめ一度入壇すれば一切の罪障遠離す。」と説く。お大師様は弘仁十三年東大寺真言院にて平城帝、十四年には冷泉院にて嵯峨帝、天長元年には仁寿殿にて淳和帝に結縁灌頂をお授けになっている。

次第は先ず塗香、洒水、覆面、次に普賢三昧耶の印を受け「おんさんまやさとばん」ととなえる。三昧耶戒といい、これは真言行者の根本態度を誓うもの。

このとき「おんさんまやさとばん」ととなえるがこれは心佛衆生の三平等を信じますというもの(普賢菩薩のご真言でもあるが普賢菩薩は修行する金剛薩埵もあらわすので同じ御真言となっている)。

三昧耶戒の内容は1、正法を捨てない、2、菩提心を捨てない、3、法を惜しまない、4、衆生済度に務める、の4つ。次に内陣の大壇に導かれ投華得佛する(今はすべて大日如来に投華となる)。

次に小壇処において阿闍梨より三度五鈷を授けられ一印一明を授かる(省略も)。これが結縁灌頂の概略であるが要は勿体無い仏縁を頂き今後一身をなげうって衆生再度に務めますということがポイントであろうと思います。 」

補足 高原
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