「・・善いことも悪いことも、みんなこれは如来様なんです。我々みたいな明日死ぬかわからないような老人になると、本当に死というものが重大問題です。私は嘘ではなく、本当に自分はどうして死ぬかということを毎日考えております。私は「南無遍照金剛、南無遍照金剛」と唱えながら消えていきます。だからお前たちは側に寄らずに静かにしてくれと、家内たちに言っております。私は坊主である以上本当に最後の往生だけは大往生を遂げたいと、こう願っているからこんなことを言っているのでありますが、このことはあなた方も私と変わりないはずだと思います。(那須政隆猊下「本覚より帰命へ」)」(実際那須師は一九八七年(昭和六二年)五月、九十二歳で遷化されました。『釈摩訶衍論講義』の執筆中に倒れられ集中治療室に入って六日目に遷化されています。看護婦の話では、お茶を飲まれた後遠くに鐘の音が聞こえると言って静かに息を引き取られたとのことです。)
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