福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

17日の定例会模様

2016-09-19 | 開催報告/巡礼記録
17日の定例会模様
17日は不安定な天候ながら雨も降らずいつものように有難いお参り日和となりました。この日も茶会が開かれているようで、和服姿のご婦人方が広い境内のあちこちに歩いていました。本堂で御朱印を求める人もいて本堂の中まで和服の行列でした。講もこれに劣らず女性の多い華やかな会になりました。講元はいつものように一言地蔵様、身代わり地蔵様、大師堂、お薬師様等を7回おまいりしました。こうしてお参りするたびに有難いことがおこります。一言地蔵様は最近とみに有名になったらしく、この日も参道で一言地蔵様の標識を見て、一団の参拝者が『一言地蔵様はこっちだ』といいながらお参りしていました。一言地蔵様の霊験が知れ渡ってきたのだと思います。自分も長年継母との不和で一家が危機に陥っていたのですが、94歳になる継母が最近急に変わり始めて、『今まで自分は業が深かった。わがままが過ぎた、すまなかった』と本気で詫びるようになったのです。徐々に変わってはいたのですがここまで深く心境が変化するとは思ってもみませんでした。何十年も一言地蔵様にお参りしてきた甲斐があったというものです。いくらお礼をしても足りません。
本堂の中には書道展が開かれているようでした。大きな作品が並んでいます。書も一目でその人の心の状態が分かってしまうので恐ろしいものです。お大師様は「性霊集」で
「古人の筆論にいわく「書は散なり」(蔡邑の「書論」に「書道の極意は心を万物に散じて形を字勢にこめるところにある」とある)。ただ結裛(けっか、字画)をもってよしとするにあらず。必ずすべからく心を境物に遊ばしめ、懐抱を散逸す(思いを集中する)。法を四時にとり、形を萬類にかたどるべし。(字の勢いを四季の景物にかたどり、形を万物にかたどるべし)。」とおしゃっています。要は心が書を決める、ということでしょう。芸術はみなそうかもしれません。いやそれ以上に、われわれの日々の行動そのものが「心」を表現しているということでしょう。
御参りの後は、門前のお茶屋さんが珍しく開いており、中でみなさん氷や甘味を食べながら歓談しましたが、12月17日の定例会の後、忘年会を開催することとしました。
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