福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

金山穆韶師の「仏教における個体の観念」・・・40

2017-06-20 | 霊魂論
「華厳手鏡」に性起は広く染浄(煩悩に汚れた存在と汚れてない存在)の諸法に通ずるや、また浄法に局るかを論じ、縁起は染浄に通ずるも、性起は唯浄法に限る所以を釈し、性起の性に㈠理性と㈡理行の性と、㈢理行果の三を合して性となす、の三種の義あり。 その中今「性起しょうき」の性は正しくは理・行・果を合せる性にして兼ねて前二意を含む、随ってこの果性より、佛果の応機仮用を現ずるを「起」となすが故に、性起は唯浄法 . . . 本文を読む
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