映画感想(ネタバレもあったり)

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映画『前田建設ファンタジー営業部』 映画を信じて。観客も信じて。

2022-06-26 | 映画感想
前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)
上映日:2020年01月31日
監督 英勉
脚本 上田誠
出演者 高杉真宙 上地雄輔(遊助) 岸井ゆきの 本多力



演出や音楽が深夜ドラマのようだった。

特に音楽はAIがシーンを解析して付けたみたいに機械的。

素材は面白かったんだから、それをもっと信頼して映像化してほしかったな。

「観客にわかりやすく柔らかくしなきゃならない」と思い込んで結局誰にも刺さらなくなっちゃってんじゃないかな。


**


前半50分は我慢してね!
掘削パートが始まってからやっと面白い。

広報チームが「マジンガーZの格納庫製作の見積もり」を作る過程で、今まで知らなかった他の部署の仕事を知っていくことで、
お互いを尊重しあえて、
バカバカしいこのプロジェクトの大切さを知っていく、という流れは感動的。


追い詰められて他社に協力を求めることになって
「こんなことに協力してくれるヤツしないでしょ」
からの
「もし他社からマンジンガーZの格納庫作りたいから協力してくれって言われたら、そんなバカなこと言われたらあなたなら協力するじゃないですか」
他社にも同じくらい僕らみたいはバカがいるんじゃないかという開かれた展開も嬉しい。



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