『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

❝NYダウ年初来安値❞イーロン・マスク米経済リセッション予想も3月以降日米株は「経験則通り」

2022-05-20 06:10:56 | 日記
米国の3月の利上げ後、日米株とも不安定な相場展開が続いている。5/18日にはNew Yorkダウが前日比1164ドル安となり、本日も米国株式市場は続落。ダウ平均は236.94ドル安の31253.13ドル、ナスダックは29.65ポ イント安の11388.50で取引を終了した。18日の下げ幅は 今年最大で、終値として年初来安値を本日も更新。17日に決算発表したウォルマートに 続き、18日決算発表したターゲットも業績が大きく悪化。小売り大手でさえない決 算が相次いだことを受け、インフレによる景気や企業業績の悪化懸念が強まった。しかし、日経平均は打たれ強い。ここまでは過去の米利上げ時の経験則と同様の値動きを示している。市場では今後もこのパターンを踏襲するなら、調整局面の米国株に対し、日本株の優位と株価上昇は年内11月~12月頃まで継続するのではないかと指摘する声がある。
 1980年以降の過去9回の米国の金融引き締め局面で、1回目の利上げ後のS&P500種株価指数の推移(中央値)を東海東京調査センターが試算したところ、米国株は利上げ開始の2カ月後にボトムを付け、4カ月後にはプラス圏に浮上。6カ月後まで上昇した後は、もみ合い商状へと転じていた。

  それに対し、日経平均株価は最初の米利上げ後はほぼ右肩上がりで推移し、8-9カ月後にはピークを付けていた。この間、米S&P500種をおおむねアウトパフォームする傾向がある。一方、今回は3月15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で最初の利上げが決定。米S&P500種は4月以降に調整色を強め、約2カ月後である5月12日に年初来安値を付けた。半面、日経平均は3月安値を下回ることなく、米利上げ後もおおむね堅調に推移している。 
 東海東京調査の平川昇二チーフグローバルストラテジストは「ここまでの株価の動きは過去の経験則とまったく同じ」とした上で、日米株の格差は「米長期金利が与えるインパクトの違いがあるため」と指摘する。金利上昇が株価バリュエーションの逆風になる米国株に対し、世界の景気敏感株としての色彩が強い日本株は金利上昇の背景にある景況感の改善ぶりがむしろ評価されやすいという。
  過去の経験則にのっとれば、米利上げ開始から8-9カ月後のことし11-12月まで日本株は強含むことになるとも平川氏は語る。過去のピークまでの中央値は、最初の利上げ時(今回は3月16日終値2万5762円)に比べ10%強の上昇率だった。
三菱UFJ国際投信の向吉善秀シニアエコノミストは日本株がアウトパフォームしやすい経験則について、「米国は日米欧の中でいつも金融引き締めでトップバッターとなるのに対し、日銀は遅い。米国と日本との政策にタイムラグがあることが背景」とみる。今回も米国や欧州が利上げしても日銀は引き締めできる状況にはないとして、「米欧はリセッション(景気後退)懸念が強いが、日本はまぬがれるかもしれないとの期待がある」と言う。
  もっとも、10カ月後からは日本株が調整し、高値圏で推移する米国株とパフォーマンスが逆転することもデータは示唆している。東海東京調査の平川氏によると、金融引き締めで米景気の悪化が次第に重しになってくる日本株に対し、米国株はバリュエーション低下圧力が一巡して1株利益の成長分が株価を押し上げるためと分析していた。

以下抜粋コピー

 米電気自動車(EV)メーカー、テスラの最高経営責任者(CEO)で資産家のイーロン・マスク氏は16日、米経済が「恐らく」リセッション(景気後退)に陥っており、最長1年半続くとの見方を示した。エコノミストの景気判断や入手可能なデータとは相いれない見解だが、同氏は企業に費用やキャッシュフローを注視するよう警告した。
  マスク氏はマイアミビーチで開催されたイベントで、「こうした局面は過ぎ、また好景気は訪れる。よく分からないが、たぶん厳しい状況が1年から1年半続くのではないか」と話した。ツイッターユーザーの1人が発言のライブ画像を投稿した。 米連邦準備制度が1980年代初頭以来の高インフレを抑制するため金融引き締めを進めることで、リセッションに見舞われるとの懸念がこのところ高まっている。ブルームバーグによる最新の月間エコノミスト調査では、今後1年以内のリセッション入りの確率は30%とされた。 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 藤井聡太叡王、盤と離れる時... | トップ | 「どうやって暮らせば…」物価... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事