ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

判官堂湿原 ~ 梅雨のあい間 ~ 2021

2021-06-20 | 山登り

21・6・20 Sun 

以前から気になっていた判官堂湿原ですが、これといった具体的なイメ
ージを持てないままに長い長い歳月を過ごしてきました。そんな或る日、
判官堂湿原に行ったN君達の画像をみて俄然自分も行きたくなりM山岳会
の浅ちゃん、S田さん、I垣さん達と行ってみました。

 

 

 

白峰に集合(5:30)して明谷川沿いの林道へ。林道終点(6:12)で支度
を済ませて地図上の破線(昔の作業道跡)を辿ってゆきます。すぐに草
木や灌木に遮られて道は不明瞭になり幾度と見失うこと必定といえる状
態なので終点へと辿りつくにはある程度のコツと忍耐が必要です

ℎ/1020m付近の顕著な右岸枝沢の出合付近で踏み跡(破線)は終わり明
谷へと入渓(7:37)。明谷は草木や樹木が水際に張り出しているので、
それを避けながら遡ってゆくのはなかなか面倒です。

 

 

 

ℎ/1200m付近で右岸枝沢へと入り湿原を目指します。地図で現在地と湿
原手前にある尾根上の乗越点の方向を同定し高度を稼いでゆきます。乗
越点から湿原方向に少し下って横たわる谷筋に下りたつと、どうやらこ
の辺りは藪が薄い様子。なので予め想定していたルートを変更してダイ
レクトに湿原へとアプローチすることにしました。

 

 

 

コンパスで進むべき方向がブレないように樹林をかわして直進してゆく
と、木々と草木の隙間から明るく開けた光景が漏れてきました、湿原で
す(9:43)。

 

 

 

 





思わず歓声がとびだしましたコバイケイソウが咲き乱れる湿原です。
こうして目の当りにして見ると思っていた以上に心がトキメキますね♪
写真を撮りながら一周したり、談笑したり各々が思い思いに過ごして
満足したところで、次は東の湿地へと足を延ばしてみることにしました。

 

 

 

10分足らずで東の湿原に到着です(9:45)。ここは更に素敵なところで
すよ、だって目の前に白山が見えるのですから。生憎、このあと白山は
雲に隠れてしまいましたが、青空の下でもう一度この景色を眺めてみた
いものです。「石川県の絶景50選」を選ぶとしたら、僕はここをお薦め
したいです。

 

 

 

判り難いですが、東の湿原は西の湿原の二倍ほどの広さでしょうか。

 

 

 

モウセンゴケやスゲ、ツツジ等がありました。少し早いお昼をとりなが
ら青空が広がるのを待ってみましたがそのような様子はありません。雨
具を着こんでいても肌寒い時間だけが過ぎてゆくだけのようで名残惜し
いですが下山することにしました。

 

 

 

帰路は登りと同じルートを辿って下ってゆくと、ひょんなことから炭焼
釜跡が目に止まりました。昔はこのような山の奥深くにまで杣径を通わ
すような暮らしをしていたのかと思い馳せつつ、再びあの藪に覆われた
昔の作業道跡に翻弄されながら車へと戻るのでした(14:36)。
偶にでもこうしてM山岳会の皆と過ごせることが僕にはとても楽しみだ
し嬉しい事でもあります、いつもありがとう。またヨロシクです

最後になりましたが、判官堂湿原へ山行にあたり助言をくれたN君、あ
りがとうございます。その助言はこうして活かされました