ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

笹ヶ峰から美濃又丸

2021-03-08 | 山登り

21・3・7 Sun 

北アルプス等の爽快で充実感のある山歩きももちろん好きですが福井県
の山もそれと同じくらいに僕は大好きです。なかでも日野川源流の道の
通わない山山にはノスタルジアに似た何かを感じさせてくれているよう
で、打波川源流や笹生川源流の山山と並んでお気に入りな山域の一つで
す。福井県に生まれてそこに育ち今もこうして登山を嗜み過ごしている
せいかもしれませんが。そんなお気に入りな山域のシンボル的存在の笹
ヶ峰へ、今回もK林さんグループの皆さん(八名)と登ってきました。

 

 

 

 

広野ダム駐車場(5:40)を出発、残雪の林道を辿って大河内集落(8:20)
へ。集落上手の堰堤を越えたところに延びている尾根に取り付いて県境
尾根を目指します。 h/810m台地にて(下画像)

 

 

 

天草山からの尾根(10:23)と合流してしばらく進むと県境尾根の手前で
急な斜面になります。ここを左側から捲き上がると、そこには何とも云
いようのない景色が待っていました(10:40)。

 

 

 



自分がお気に入りの山域のせいもあって、どちらを向いても懐かしさの
ようなものをそこに感じてしまう、そんな再訪の満足感に僕はひとり感
無量、、、(T₀T)

 

 

 

後方に高倉峠からの権現山や金草岳の眺め、行く先には焼小屋丸の山容
が圧巻です!ここから標高差約200m足らずの山頂への登りですがそんな
ことさえちょっぴり嬉しく感じるような時間を過ごせています♪

 

 

いい感じに足をつかって焼小屋丸(笹ヶ峰)に到着(12:11)。
振り返ると、K田さんの背景にある日野山の山容に目が向くの
でした。

 

 

 

今回は歩行距離が長いので雪面にテーブルを設えて昼食を摂る時間的余
裕がない中で、K林さんがテキパキと「ニシムラ」のコーヒーを淹れて
くれました♫

山頂でのこの濃厚なコーヒーの味わいと刺激のおかげで疲労は和らぎこ
の先に向けての新たな活力としてとても漲ったのは何も僕だけではない
でしょう。三角点がある焼小屋丸から夏小屋丸、ロボットピークへと進
んでゆきます♪

 

 

 

笹ヶ峰と呼ばれる総称の最高地点、△1294m峰の夏小屋丸にて。

 

 

ロボットピーク(13;50)から来し途を見返っています。県境尾根から
源平谷山へと連なる尾根が派生している「ロボット」と名の付くこの
ジャクションピークは大河内集落から登降するルートの拠点となる地
点です。

 

 

 

ロボットピークから眺めるヨセン谷丸の山容も僕は大好きです。約三十年
前の早春の頃に初めて先輩達に連れられて笹ヶ峰~夜叉ケ池を歩いたとき、
IBS石井のヤッケにmont‐bell/タフバック№3という、今となっては古めか
しい出で立ちと装備の僕は、それなりに寒い初雪洞泊の夜をそこで過ごし
た思い出があるから。

 

 

ヨセン谷丸(大河内山)から延びる県境尾根の美濃又北峰と本峰、
奥に三周ケ岳。

 

 

ヨセン谷丸(大河内山)山頂着(14:10)。ロボット、夏小屋、焼小屋方
面を見返り。

 

 

なんやら雲が多めの空模様になってきましたが、気分はまだまだ行ける!?

 

 

近づいてきたあの美濃又丸本峰を登り切れば、あとは下るだけ、、、
なんてことない登りですが、そろそろお疲れ気味な僕達です、、、

 

 

 

こうして振り返ると、北峰もそれなりにいい感じの山容に感じますなぁ。

 

 

広野ダムが俯瞰できる美濃又丸に到着(15:07)、ここで県境尾根と別れて
麓に下山します。

 

 

この鈴谷出合に通じる尾根も登山者には昔から登られているメジャーな
ルートです。藪がやや多めながらも尾根筋が素直なので下山にも利用し
易いところがいいですね。

 

 

とはいえ、積雪が消えれば藪漕ぎを強いられます。ワカンを外して尾根上の
植林帯の中程にある下降点(h/500m)辺りから林道に向かって山肌をドンド
ン下って林道に降り立ちました(16:55)。
あとは、長い長い湖岸道の道程を黙々と辿って広野ダム駐車場(18:18)へと
戻りました。

今回は再訪したかった笹ヶ峰を堪能するために23㎞の道程を歩くことになり
ましたが、皆からの差し入れと気持ちに支えられて僕もこうして何とか歩き
通すことができました。いまは、そんな余韻にひたっています♪

 K林さん、今回も美味しいコーヒーをありがとうございました