ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

霞沢岳西尾根へ

2011-03-27 | 山登り

11・3・26 Sat 

石川県連の浅ちゃん達と久しぶりに山に登ってきました。霞沢岳の西尾
根というルートです。この山は上高地への入口にある山で麓には梓川が
流れています。

 

今回のメンバーは”めっこ山岳会”から今回のチーフリーダー浅ちゃん、
Nさん、Yさん,僕の四名です。金沢で五時に集合して平湯温泉と向か
います。

 

 

 

平湯からタクシーで釜トンネル前(8:00)へ。ここから入山して霞沢岳
に向かいます。

 

 

 

 

初っ端から釜トンネル(約1300m)の通過から始まります。中は真っ暗で
クラクラとしてきます、と同時に懐かしさも湧いてきます。前回ここを歩
いたのは 何年前だったっけ、、、

 

 

 


トンネルを抜けて管理事務所裏の尾根より取り付きます。前日までの新雪
でラッセル大会かと思いきや、新雪に埋もれたカリカリの積雪のおかげで
アイゼンで行くことになりました。CLの浅チャンを先頭に尾根の取り付
きからひたすら急な樹林帯の尾根を進んでゆきます。
しかし、今回は体の方がなかなか温まりません、それどころか着込んでし
まうくらい寒くてたまらないです、、、

 

 

 

 

ひたすら急な樹林帯を登り続けてゆき今日の泊場ポイントに到着(13:00)。
「テントを張るには早くないか?」との戸惑いも。かと言ってこの先は風
雪を避けれそうな良いテン場もなさそうだし、天候も良くないし。という
ことで明日の天気に期待を懸けて早々にティータイムで寛ぐことにします。 

 

 

 

 

テントの中に入ると先ずは雪を溶かして水作りの作業から始まります。
ときおり紅茶やコーヒー用にお湯も沸かしながら顔を突き合わてお互い
の近況やとりとめのない話になります。こうして四人分の朝夕の食事分
の「水」を確保してゆきます。


夕方も五時の「アバンティー」が始まる頃には夕飯の準備も整いました。
今回のメニューはNさんの「すいとん汁」です。鳥味噌汁の中に小麦粉
を練ったものを一口大に千切って煮込みます。さっぱりしていてとても
美味しいです。こうして仲間たちと共に過ごす時間が大好きです。 

 夜7時就寝  

 

 

 

11・3・27 Sun 

 朝は5時に起きて7時に出発。朝食のラーメンを食べてから出発準備を
します。今朝もあいかわらずの寒さです、三月とは思えない風の冷たさ
は肌に突き刺さる感覚なのです。

 

 

 

短いですが、ここは今回の唯一の核心部ともいえる岩場です。浅ちゃんが
トップで登り、後続はロープで確保されながら登ってゆきます。じっと待
っていると寒くて…寒くて…凍えます…(8:30)。

  

 

 

 核心部を越えて振り返った景色です。細い岩稜がいい感じですね(^^)

 

 

 

 途中、眼下には田代池や帝国ホテルなどが見えます。上高地の開山も
すこしずつ近づいているのでしょうね。

 

 

 

目にも眩しいスカイラインの高まりが霞沢岳山頂です。陽射しを受ける
と身も心も和らいできます 

 

 

 

 

 9:10 山頂での記念写真です。

 

 

 

 

吹き曝しの山頂での長居はできません、それにガスも湧き上がってきた
ようです。今登ってきたトレースを辿ってテントに戻ります。

 

 

 

テントを撤収した後、昨日のルートを戻ります。西尾根のもう一つの核心
部は下降ルートが素直ではないところかもしれません。気を抜くとルート
を外しそうになってしまいます。高度を下げてゆくと寒さから解放されて
のんびりと休憩を取りながら下ることができました。

 

 

 

道路に降り立ったあとは再び釜トンネルを下ってゆきます。ちなみにトン
ネル内の傾斜は11%なのですね。

 

 

 

13:30 釜トンネル前からタクシーで平湯に戻りました。お風呂で汗を流し
た後は、「よしもと」で食事を摂りました。
皆さん、ありがとうございました。また、都合がついたら遊んで下さい。

 

 P・S 浅ちゃんへ、

※ 例の僕の大好きなCMです。 今井美樹 HONDA today