5月に入ってからゴールデンウィーク中にず~と作業をしていた長いもの種切りも後わずかになりました。春堀りの長いもの中から種用に取っておいた物を7~8個にカットし、切り口に消石灰を付けて庭や畑などに並べて乾燥させます。家により数は違いますが、3万個前後の種芋を手作業で切ってひとつひとつ並べていくので、ちょっと写真を見ただけでも気が遠くなりそうな数量です。初めてこんな光景を見た来訪者は皆ビックリします。長いもが日にあたって乾いていく時にはしシワシワとした音がします。これは昔お蚕さんが桑の葉を食べている時に出る音とよく似ていますね。
作物は実から採れる種やそだてた苗、また長いもやジャガイモなどのようにそれ自体を切って種にするなど色々な方法があります。これらは中旬位から畑に植え付けていきます。松代町の長いも畑は千曲川の上質な堆積土で形成されており作物もスクスクと成長していきます。又種を植えてから秋以降収穫するまでの生育期間が長いので十分に栄養がある長いもが出来ます。
五月に入ってやっと春らしい日が増えてきました。今年はほどほどの雨で、夏もあまり暑くならないようにと願っています。
(川柳)五月晴れ 我が庭園?は 芋だらけ!
種切りで 帰省、行楽 他人ごと
慎重に 並べた芋に けつまずく FUKI
今年は、たくさんできるかな~?
ビックリです。
夏に青々とした長芋畑の風景の元がこれですね。
冬に粘りと甘みを持った立派な芋になることを願います。
なんだかGWの交通渋滞を、ならんだ芋を見て思い出しました。
これからまだ大変な作業があるのに、いつもいただいてしまうだけのが申し訳ないです。
どうか、心身共に休める時は休んでくださいね!