え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

コクリコ坂から

2011年11月07日 | アニメ
2011年 日本(東宝/ジブリ/日テレ) 91分 アニメ/青春/昭和
監督/宮崎吾朗 原作/高橋千鶴、佐山哲郎 企画・脚本/宮崎駿
声の出演/長澤まさみ、岡田准一、竹下景子、石田ゆり子、柊瑠美、
      風吹ジュン、内藤剛志、風間俊介、大森南朋、香川照之

(70点) 昭和ユートピア幻想に満ちた青春映画の力作だが・・・

少女は旗を上げる。
早起きして下宿の姉さま方のご飯の用意をして、そして海に向かって旗を上げる。
それが少女の日課。
それは海で死んだ船乗りの父への祈りの旗。
そんな旗を船の上から毎朝見ていた青年がいた。
ガリ版刷りの学生新聞を作って学生運動に燃える人気者の先輩だ。
そのガリ版新聞に少女の旗のことをポエムとして載せたことで少女はその先輩に興味を抱き、そして交流が始まり恋心が芽生えるが・・・。


いやはや、今時こんな偏った昭和ノスタルジーの青春映画を作ってしまうなんてジブリの余裕なのか、しかもまんまとヒットさせてしまうなんて、いいのか?つまんなくはないが少なくとも子供が見て楽しいアニメとは言えないと思う。
昭和の時代を懐かしくユートピアのように描く作品が時々作られるが、それなりに良くは出来ているし並々ならぬ「熱」を感じるが、短っ!ドラマとしての盛り上がりに欠ける。
いやはや、こんな映画をまんまとヒットさせるなんて日テレの宣伝力は凄い。
個人的に手島葵の歌声が苦手なのだが映画本編では大丈夫だった。


(2011年10月末、中川コロナにて金券900円ポップコーン付きで鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ 映画劇場鑑賞へにほんブログ村