霊迷殿

前回　幻日としてご紹介した木

元々は違う品種で購入し
人魂のようなオレンジ色の斑色から霊迷殿と名付けた木
そして　その後覆輪になったもの

成木になるまでは　幻日に似た芸で同じかなと思っていましたが
ここの来て差が歴然としてきました

幻日のように雲を浮かべはぜるのでなく
比較的あっさり爆ぜていきます

そして何よりの違いは　木の大きさと斑色
幻日より一回り大きく葉肉厚く　斑色も濃い黄色
また秋にはさらに濃いオレンジ色に変化していきます

写真では斑色や迫力がお伝えできませんが
相当ごつい木です
縞の木も１本ついてますが　これはまだ覆輪が完成していない時に出た子
新たな子は　覆輪模様で上がってます

幻日とは　実生兄弟かもしれませんが
２鉢並べてみますと　その違いがはっきりと
風ランは作り込まないとわかりませんね

幻日

あれから６ヶ月

ボチボチ割り時の幻日

作を重ねるうちに迫力のある木姿になってきました
ただ　子の出方が横からイマイチで、、、
割ってから作り直しです

前回　もう一鉢を同じ幻日として紹介いたしましたが
どうやら違う品種のようです
明日改めてご紹介

さてこの幻日
少々他の鉢と比べると　元気がありません
こういう時はすぐ鉢を開けて植え替え
開けてみると往々にして根が傷んでいる時があります

でも　まだやってません

最近　仕事と遊びが忙しくて
お蘭様まで手が回りません

週末あたりに植え替えてみます
本来　気が付いた時に即やるべきですが、、、。

至楽

あれから３ヶ月

当たり２個発見
なかなか子上げしなかった木ですが
今年は　ようやく上げてくれました

しかしこういう性質の弱い木は年に２個の当たりはきつく
それぞれ育つかどうか？
１つの当たりですと難なく育ちますが
親自体にそこまで力があるか疑問です

毎年　１個ずつ上げてくれりゃいいものを、、、
なんか複雑です

Lecanopteris darnaedii

レカノの希少種 darnaediiです

特徴のよく出た根茎が目についたのでご照会
トゲトゲです

案外、レカノのなかにはこいいう根茎をもつ種も多いのですが
この種は特に顕著にあらわれてます

根茎の中には強烈な毒を持つファイアーアントを住まわせ
外壁は針の山
二重での鉄壁の防御
サッカー日本代表も見習ってほしいものです！

紅水晶

あれから2週間

花が咲いた紅水晶

今年の花はダメ　紅の乗りが全然ダメ
花色が飛ばないように光なしで撮りましたが、、、

一昨年咲いた花は　もっと濃い紅

以前との作の違いは　熱線カットを上に張っただけ
やはり市松遮光とは光量が違うようです

市松のネットは５０％遮光と言われますが
基本　遮光１００％の所と０％の所の陰日当を作るだけ
本来の意味の遮光とは少々違うようです

根の弱い品種、性質の弱い品種には過酷なネットです
無風状態で水切れさすとランが痛むこともしばしば

今まで何故か　一松一本でやってきましたが
今年からは少々暗めの４０パーセント遮光の熱線カットのみで

今のところ、気難しいおラン様建ちは、上機嫌のよう
花色はイマイチみたいですが、、、。