富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

薩摩錦

2011年02月04日 | 
最近あまり目にすることができなくなった薩摩錦です。

この木は高知のあの有名な大棚より譲って頂いただきました。
久々の本ちゃんです。
最近目にした薩摩は朝日殿ばかりでしたので。


ところで薩摩錦には2タイプぐらいあると思うのですが。

私が昔作っていた薩摩は大江と八十宮を足して二で割ったような
ずんぐりた湾曲葉で幅を引く大型の木でしたが最近は見かけません。
栽培環境が劇的に向上しておりますので
今のような木姿に変化してきたとも考えれます。
当時は株で作っていましたがすべて陽明殿に変化し、まっ黄黄に
伸びの悪いルビー根の木でしたので私では上作が無理と考え手放すことに
今から思えば持っていればと悔みますが後の祭り。

薩摩錦を購入する時に気をつけなければいけないのが
朝日殿の存在です。
柄性がよく似ているので薩摩や大隅で流通している事が多々あるようです。
というよりもほとんどが朝日殿だったりして、、、

実物を見ればその大きさや軸の泥の薄さなどで違いは一目瞭然ですが
如何せん数がないため本物を見る機会が少なすぎます。

昔からある品種ですが東京で行われた全国大会あたりからぱったり
姿を消しました。
陽明殿から派手になり倒れていくのでしょうか。

このタイプの木を購入する場合、
信用ある人よりの購入が絶対条件です。



九州産らしく葉幅をひき大型にそだちます





1本いい柄が出ました。


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