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最終戦争に備えて。。。。実は相当危険な対ロシア侮蔑論と強硬論

2024-09-24 09:43:34 | 政治
ここ数日の動きを見ていて、ひしひしと感じるのが、「核戦争の危機が迫っている」「ウクライナは地上から消滅するかもしれない」
ということです。。。最悪そうなった場合、ヨーロッパは震えあがるでしょう

NATOの事務総長ストルテンベルグ氏は、ロシアが度重なるレッドライン発言にもかかわらず、これまで何もしなかったとして
“There have been many red lines declared by Putin before, and he has not escalated.”
「プーチンはこれまで何度もレッドライン(超えてはならない一線)を示してきたが、(度重なる西側の挑発にもかかわらず)彼はエスカレートさせなかった」
と発言し、「プーチンは口だけだ」、と侮るような姿勢を見せています

これを受けEU議会は
ウクライナによる長距離ミサイルを使ったロシア国内への攻撃を承認し、ウクライナ支援のために各国民に寄付を募るようEU諸国に要請する議案を提出
そしてその動きを受け、9月19日、ロシアの下院議長ボロジン氏はEU諸国に対し
「キエフ(ウクライナ)が西側に提供された長距離ミサイルを使ってロシアを攻撃することを容認すれば、核戦争を招く」
と警告しましたが、結局欧州議会は賛成多数でこれを可決、EU各国にウクライナの長距離ミサイルを使ったロシア攻撃を容認するよう求めました
これ、日本ではほとんど報道されず、ほとんどの日本人は知らないわけですが。。。。。

日本の言論では、残念なことに、ロシアを過小評価し、「ロシアは抵抗に遭ってウクライナを占領できなかった」などと
国際法違反をしたロシアへの懲罰を望む声が多いわけですが。。。。
残念ながら現実は、2022年の特別軍事作戦が始まった直後に趨勢は決しており、半年後にはロシアの勝利はほぼ確定しておりました
要は、ロシアにウクライナを占領する気など最初からなく、目的は東部ウクライナとクリミアの邦人保護
つまりロシア系ウクライナ人保護が目的なのは明らかでした

アメリカとNATOはこれまで、ジワジワとプーチンの言う「レッドライン」を、何度も試すような小出しの挑発を続けており
プーチンの理性と忍耐が、逆に彼らの増長を招き、「ロシアはビビッて何もできない」と勘違いさせた感があります
でもね、残念ながら、アメリカはまたも勘違いをしていると私は思います。。。。北風と太陽の寓話ではないですが
旅人のコートを脱がせようとして、北風が頑張れば頑張るほど旅人はコートを絶対に脱がない。。。
彼らは、ロシアを追い詰めれば追い詰めるほど、プーチンは国内で求心力を失い失脚する、そう思っているのかもしれませんが
現実は逆で、本当のレッドラインを超えた時、ロシアは電撃的な反撃に出ると、私は思っています
日本への領空侵犯などもまさにその警告の一つで
「もし、日本がNATO、EUに加担すれば、日本には容赦ない制裁が待っている」。。。ということでしょう

本当に核戦争をする勇気もない無責任な政治指導者が、やるべき挑発ではないですね

日本人は、ロシアには核攻撃などできない。。。と高をくくっていますが
残念ながら、ロシアには陸海空、どこからでも打てる中長短自在な極超音速ミサイル技術と
数多くの小型戦術核と、地球を何度も破壊できるほどの大型戦略核を保有している。。。。という現実があります

アメリカ政府は、今すぐにでもウクライナに長距離ミサイルを提供したいわけですが
その動きに対して、さすがにペンタゴン(国防総省)は反対しているようです
「それは危険すぎる」ということでしょう

この、EUの判断が悲劇を招かないことを祈るばかりです
コメント
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