暮らしのなかで

ポメラニアンと共につぶやいています。

定期預金0.002%の金利で対策は❔❔

2020-07-29 05:27:41 | 暮らしの中で


長寿時代、多くの人が将来のオカネの不安を漠然と感じているなかコロナ禍で、
    夏のポ-ナスがカットされるなど影響がひろがるなか、4月1日から大手銀行や、
地方銀行が定期預金の利率を相次ぎ、年0.002%に引き下げられた・・・これまで、
    預入期間1年以上は、年0.01%だった4月からは預金期間10年までの全ての期間で
年0.002%現在の普通預金利率0.001%と変わらない・・例えば100万円を10年間預けても、
   戻ってくる利息は200円、ATMから現金を引き出せば利息分以上の手数料がとられる。
昔の高い利率と違って、実質的に【単なる金庫】としての役目しか果たせなくなった。

ある程度の資産を蓄えている年配層の中には、防犯上は安全だとの考えもあろうが、
   今後長期的に老後資金を作っていかなくてはならず、この考え方では危ない。
今の預金利率からすると残念ながら増やすどころか元本割れでお金の価値を目減りさせる
  ことになるからだ。・・・消費者物価指数をみると、2019年5月までの、
指数上昇率は0.4%だ。これに対して2019年5月時点で定期預金利率は0.01%である。
   利息で増えるのは年0.01%だが、日々購入する商品やサ-ビスは0.4%上昇しており、
実質的にお金の価値は、この1年間で0.39%目減りしたことになるのだ。
昨年1年間の消費物価指数の上昇率は0.6%だった、定期預金の利率が0.002%引き下げれば、
      昨年よりも早いペ-スでお金の価値は減ってしまう。

資産運営の目的は、物価の上昇によってお金の価値の目減りするのを防ぐことにある。
   最低でも物価上昇率を上回る利益が得られる方法を考えなければならないが、
少なくとも現状の定期預金金利利率ではその役目は果たせない。
政府も税制メリットが得られる・iDeCO(個人型確定拠出年金)やNISA(少額投資非課税)を
  推薦だが、この制度は元本割れの可能性もある金融商品への投資で多少のリスクもある。
年に0.002%の金利でも定期預金をする意味があるのかを、じっくり考えてみたいものだ。

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