異物の飲み込みには注意しましょう。

今日はお休みというのに午前７時３０分に急患で起こされ（まだ布団の中でした）ました。
先が鋭利なピンを飲み込んだ１１ヶ月齢のシーズーです。
レントゲンで金属製のピンが見えます。
鋭利な物は吐かせると食道で刺さる危険性がありおこなえません。
内視鏡を使って取り出す方法もありますが、食べ物と思われる内容物があり、
異物の形もやや複雑で先端が鋭利となると難しい作業になります。
そこで開腹・胃切開手術によって取り出すことにしました。
開けてみると思わぬことが・・・・！
ピン以外に綿棒が３本も入っていました！！
レントゲンでは確認できなかったのですが・・・。
ちなみにこの犬、８ヶ月齢の時もプラスチック片飲み込んだかもしれないと来院。
レントゲンでは確認できず、吐かせるとプラスチック片はなく綿棒が１本出てきた、
という経歴があります。今回が２度目です。
こうなると飼主の管理ミスと言われても仕方ありません。
紙や木やビニールなどでできた物はレントゲンには映らない場合がよくあります。
まして胃内容物があるとさらに発見は難しくなります。
日頃から「飲み込む癖のある犬」は小物の管理は重要です。
気をつけましょう。